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野球 コラム 2019年3月26日

菊池雄星、5試合毎の「オープナー」登板で「温存」される?

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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先発した救援投手が初回を抑えてお役御免となる“オープナー”。

これは昨季よりメジャーで定着した新たな戦術的用語だが、どうやらマリナーズは先発ローテション入りしている菊池雄星を、5試合に1試合の頻度で“オープナー”的に起用する方針のようだ。

ただし、この狙いは救援投手が全力で初回の上位打線を抑える“オープナー”の本来的な意味合いとは異なり、こうすることでメジャー1年目の菊池の体力を温存しつつ、別の若手育成につなげるところに重点を置いているとのことである。

以下、『MLB.com』にてマリナーズを担当するグレッグ・ジョンズ記者が現地24日付で同サイトにて報じた記事の抜粋である。

「幾つかのチームが救援投手を先発に起用する“オープナー”の着想を試みているが、これに対するマリナーズの方向性は若干異なるようだ。

各チームが27アウトを取るまでの道程は異なる。その大部分について、マリナーズはほぼ伝統的なアプローチを用いることになる。

マリナーズは通常の5人ローテションを用い、後半のイニングは、今後リリーフ陣の役割分担を確定するのに時間を要することになるとは言え、救援投手に頼ることになる。

しかし、現時点でマリナーズが他のメジャーの球団と異なるのは、先発投手の一人である日本人左腕ユウセイ・キクチの投球回を5試合毎に1回に制限するところである。

これにより、その試合でジャスタス・シェフィールドやエリック・スワンソンといったマイナーにいる若手の先発候補を起用し、メジャーで経験を積ませることができるようになるというわけだ」。

実質的に菊池はメジャー1年目でほぼ1ヶ月に1回の頻度で訪れるその特定の先発試合で、“オープナー”同様の役割を果たすことになる。

なお、記事によるとこの特別な起用法について、球団GMのジェリー・ディポートはあくまで菊池を温存するためのプランと述べたとのこと。また、マリナーズのスコット・サーバイス監督は、この件について次のように述べたとのことである。

「ユウセイにとって全ての鍵は、1シーズンを通して万全のコンディションを維持するところにある。(1回のみの登板が)4試合毎、5試合毎、6試合毎、あるいは7試合毎になるかは言えない。まだはっきりとしたことは分からないが、間違いなく実施したいとは思っている」。

これはある意味、オープナーの応用的な実践と言えるが、数試合に1回の割合で菊池が打者3人のみを全力で討ち取りに行くピッチングが見られるのだとしたら、それはそれで興味深いのではなかろうか。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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