イチロー、開幕戦スタメンで史上6番目の年長記録に

『MLB.com』の報じるところによると、マリナーズのスコット・サーバイス監督は20日水曜に東京ドームにて開催されるアスレチックスとの開幕戦で、イチローを恐らく右翼で先発出場させると述べたとのこと。

仮にイチローが試合開始から出場した場合、45歳145日での開幕戦スタメン出場となり、これはメジャーリーグ史上6番目の年長記録（野手としては2番目）となるとのことである。

同サイトに米18日付で掲載された記事によると、これまで45歳以上でメジャー開幕スタメン出場を果たしたのは6人（7例）のみであり、イチローは水曜の試合で出場すると7人目の快挙達成となる。

ちなみに、開幕戦スタメン出場のメジャー最年長記録は、1931年に47歳287日で出場したジャック・クインが樹立しており、2番目以降の年長記録を達成した選手は、1994年に46歳90日で出場したチャーリー・ハフ（ハフは93年にも45歳90日で開幕戦にスタメン出場）。

1985年に46歳7日で出場したフィル・ニークロ、1989年に45歳317日で出場したトミー・ジョン（例の“トミー・ジョン手術”を歴史上初めて受けた選手）、2004年に45歳227日で出場したジュリオ・フランコ。

そして、1992年に45歳66日で出場したノーラン・ライアンとなっている。また、この記事には右翼としてスタメン出場を果たすであろうイチローについて次のような説明書きが添えられている。

「イチローに右翼のポジションが与えられると仮定すると、彼は野手として開幕戦に出場する史上2番目に年長の選手となり、野手最年長記録を持つフランコとはわずか数ヶ月の差となる」。

「今回はイチローにとって14度目の開幕戦スタメン出場となり、マリナーズでは13度目となる。彼のマリナーズでの開幕戦スタメン出場13回は、ケン・グリフィーJr.と並ぶ球団2位の記録となる。マリナーズでの開幕戦スタメン出場の回数でこの記録を上回るのは、15回のエドガー・マルティネスのみである」。

なお、記事によると、1931年にブルックリン・ロビンズの一員としてメジャー開幕戦スタメン出場の最年長記録を作った投手のクインは、ボストン・ブレーブスを相手に6回6失点で負け投手。

野手最年長のフランコはアトランタ・ブレーブスで一塁手として先発出場するも、ニューヨーク・メッツの投手陣を相手に4打数無安打に終わり、チームもメッツに敗れたとのことである。

果たしてイチローはどのような数字をスコアブックに刻むのであろうか。