田中将大は開幕戦、菊池雄星は第2戦の先発が決定

ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が、日本人最多となるメジャーリーグで4回目の開幕投手を任されることが決定した。

現地9日付で『ニューヨークタイムズ』電子版に掲載された記事によると、同日、ヤンキースのアーロン・ブーン監督が、その旨を正式に発表したとのことである。

また、同記事によると、田中以降のローテーションは、新加入の左腕ジェームズ・パクストン、そして昨冬に再契約したJ.A.ハップと続くことになる。

『MLB.com』でも、田中が開幕投手に決定したことを速報記事で伝えており、こちらは4度目にして初の開幕勝利を目指す田中が、この春に取り組んでいる新しいカーブに着目。

記事によると、「田中はこの春、ナックルカーブに磨きをかけており、今後は古いカーブと交換で投げる予定となっている」。

その新しいカーブに関する田中の「前のカーブは自分の思い通りにコントロールできませんでした。とにかく制球できる球種を探していました。今のところ、機能していると感じています」というコメントを掲載した。

果たして新兵器を引っさげて4度目の正直に臨む田中に、勝利の女神は微笑むのか。

なお、この日はシアトル・マリナーズの開幕投手も発表され、東京で開催される開幕シリーズは、初戦にマルコ・ゴンザレスが、第2戦に菊池雄星が先発することが明らかになった。

現地9日付で『MLB.com』に掲載された記事では、「昨季ローテーション入り1年目で大活躍したマルコ・ゴンザレスが東京ドームで行われる開幕戦で先発するとスコット・サーバイス監督が発表した」と報じた。

そして、3月21日の第2戦については、「マリナーズ注目の日本人フリーエージェントであるユウセイ・キクチが登板する」とした。

これにより、昨シーズンまで現役最長となる10年連続開幕投手を務めてきたフェリックス・ヘルナンデスを、その任務から外すことになった。

同記事によると、サーバイス監督はゴンザレスと菊池の起用について「（ヘルナンデスの連続記録について）もちろんリスペクトしている」。

「とは言え、我々はできる限り感情的にならず、このチームにとって最善を尽くすことを考えた」と述べたとのこと。

メジャー移籍初年度で早くも凱旋先発のチャンスを得た菊池。ここは勝利で母国に錦を飾りたいところである。