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メジャーリーグの開幕が約3週後に迫るなか、現地メディアでは各球団の開幕ロースター予想が過熱し始めている今日この頃である。そんななか、突如としてヤンキースの田中将大が開幕投手候補に浮上した。
現地報道によると、開幕投手に内定していたルイス・セベリーノが、現地7日の投球練習中に右肩を負傷。これに伴い、田中が開幕投手の候補に浮上したと報じた。
以下、同日付で『MLB.com』に掲載された記事のセベリーノの故障に関する記述とそれに対する監督のコメントである。
「ルイス・セベリーノは火曜の投球練習で速球を何球か投げ、捕手のゲーリー・サンチェスが構えるグローブに快音を響かせた。その後、スライダーを投げた際、セベリーノは右肩に違和感を訴え、ヤンキースに警鐘を鳴らすこととなった」。
「セベリーノは即座に投球練習を中止し、投手コーチのゲーリー・ロスチャイルドに何かがおかしいと訴えた。MRI検査の結果、セベリーノの肩の腱板に炎症が見つかり、これで右腕は2週間投げることができなくなった」。
アーロン・ブーン監督はセベリーノが開幕戦に間に合う「可能性はかなり低い」と述べた。
同記事によると、セベリーノ本人は今回の負傷について、「シーズン中ではなく、今起こる方がいい。これは今治療して、シーズンへと前進し、また投げられる類いの負傷だと思う」。
「僕は恐れていないよ。これは全然悪いものではないから。肩ではなく、筋肉の負傷だからね。そんなに悪くはならないと分かっていたんだ」と述べており、肩の状態はさほど深刻なものではないと明かした。
とは言え、開幕戦に間に合いそうにないことも事実であり、記事では、「セベリーノは3月28日のオリオールズとの開幕戦で先発することが内定していたが、この名誉は右腕のマサヒロ・タナカ、または左腕のジェームズ・パクストンのものとなりそうだ」とした。
野球ファンにとってセベリーノが大事に至っていないというのは何よりの情報だが、日本人ファンにとってみれば、田中が開幕投手か、となると色めき立つのもまた人情である。果たしてヤンキースの開幕戦でマウンドに上るのは誰なのか。
そんな中、田中が現地8日(日本時間9日)にオープン戦2度目の先発。3回1/3を投げて4安打2失点、5奪三振1四球と好投。開幕投手候補らしいピッチングを見せた。
J SPORTS 編集部
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