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野球 コラム 2019年2月8日

【楽天好き】仕上がりの早い選手と平石監督の気になった選手

野球好きコラム by 松山 ようこ
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プロ野球のキャンプで、最近、選手たちの“仕上がり”が早くなりつつある。キャンプインから実戦への移行も早くなっているため、そこで首脳陣に認めてもらうには早めておくほうが良いということもあるのだろう。

それに昨季の楽天は開幕ダッシュに失敗した苦い経験もある。念のためにも、前もってしっかり仕上げておきたいというのもあるのだろう。

ほぼ仕上がっていた則本

それでもキャンプ初日から、則本昂大の仕上がり具合は周囲の度肝を抜いた。開幕投手は、則本か岸孝之かで平石監督も悩んでいるという。

その岸はキャンプ初日のブルペンでは「久しぶりに傾斜を使って投げるので、感覚としてはキャッチボールの延長ぐらい」と緩めに入った。

ところが則本は、岸から見ても「ノリ(則本)はもう来週、開幕するんじゃないかっていうぐらいの仕上がり」と驚嘆させたほどだった。

オフも休まなかった松井裕樹

昨季、「キャリアワーストの不調」に陥った松井裕樹も、オフからほとんど休むことなく、身体を動かし、「昨季終盤のいい調子をイメージに残したまま」このキャンプを迎えたという。

今季の楽天キャンプでは、活躍を「期待する」のではなく、「計算できる」ことが求められる主力選手ほど、こうした傾向が見られる。

◆平石監督の気になった選手は?

オコエ瑠偉

他にも平石監督から見て、かなりの仕上がりを見せている選手や見違えたという選手は、銀次、卓丸。また、オコエ瑠偉についても、「間違いなく一番準備してきた。目が覚めたという感じがする」と言う。

また、浅村栄斗については、「やっぱりさすがというか。見ていても、バットにボールが吸い付くように球を捉えている」と絶賛。

「よく見て真似もしてるんだろうけれど、内田(靖人)は雰囲気が似てきた。まだまだだけどもね」と、内田の変化を見逃さなかった。

浅村(左)と内田(右)

内田本人にも尋ねたところ、「はい。浅村さんの真似しているところはあります。感覚として、しっくり来るものがあるので」と手応えを隠さない。

広島カープから移籍してきた福井優也についても、「想像以上の球の伸び」。森雄大についても、「今季は見違えた雰囲気がある」と明かした。

今季は、「計算できる」選手だけでなく、「期待する」選手も何かやってくれそうな雰囲気があるのだ。

◆新兵器MA-Qでボールの「キレ」を可視化

かなりの選手がハイペースに仕上がりつつあるため、ブルペンも打撃練習も当初から迫力がある。

なお、ブルペンでは今までどおり、投手と捕手がこまめにコミュニケーションを取りながら調整しているが、スマートフォンを覗き込んで話している姿も見られた。遊んでいるのではない。実は画面に投球のデータが出ているのだ。

導入された新兵器『MA-Q』(マキュー)というボールが、投球データをはじき出しているのだという。ミズノが開発したボールで、見た目も感触も公式球とほぼ同じ。

だが、ボールには専用センサーが内蔵され、これを投げると、その球速、回転数、回転軸といった詳細なデータがわかるそうだ。アプリがあるので、スマホでそれを表示できるというわけだ。

2年目左腕の渡邊佑樹も、MA-Qを活用中。「自分が投げてみて、キレがあったと思ったのが、そうでもなかったり、その逆もあったり。今まで感覚でしかなかったのが、数値で現れるのはとても参考になる」。

「感覚と数値の差異を埋めていって、まっすぐも変化球も磨いていきたい」とレベルアップへの手応えを明かしている。

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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