有望株が揃う捕手と野手、U-23ワールドカップで戦う若き侍ジャパン選手紹介

第2回　WBSC　U-23ワールドカップ（W杯）が、10月19日にコロンビアで開幕する。捕手3名、内野手6名、外野手4名が選出され、9名がプロ野球、4名が社会人の所属だ。

今季のセ・リーグで打率.309、33本塁打、100打点を記録した岡本和真（読売）は現在22歳で、U-23に参加する資格があった。高卒1年目ながら53試合に出場し、7本塁打を放った清宮幸太郎（日本ハム）も当然ながら年齢的に資格を持っている。

この2人こそメンバー入りしなかったが、既に一軍で出場機会を得ている選手、二軍で活躍している選手など、相当な「有望株」が名を連ねた。

【捕手】

9　喜多亮太（セガサミー）右投右打　22歳

敦賀気比高を卒業して入社し、高卒1年目から出番も得ている。176センチ、73キロと大柄ではないが、かなりの強肩で今夏の都市対抗野球大会ではベスト4入りに貢献した。

10　堀内謙伍（東北楽天）右投左打　21歳
・1軍：12試合　打率.174　2打点
・2軍：77試合　打率.207　1本塁打　19打点

静岡高3年時に出場した2015年の第27回WBSC　U-18W杯では日本の正捕手として日本の準優勝に貢献。ドラフト4位でプロ入りして3年目ながら、まず二軍で出番を得ている。

27　高山竜太朗（読売）右投右打　23歳
・1軍：出場なし
・2軍：35試合　打率.186　3本塁打　10打点

鹿児島工業高、九州産業大学を経てプロ入り2年目。強肩とパワーを武器とする。

【内野手】

1　中山悠輝（東京ガス）右投右打　23歳

185センチ・85キロと大型で、ショートとサードをこなす。PL学園を卒業して東京ガスに進み、入社直後から主力として活躍している。確実性の高い打力が魅力。

3　内田靖人（東北楽天）右投右打　23歳
・1軍：58試合　打率.198　12本塁打　25打点
・2軍：73試合　.216　9本塁打　35打点

常総学院時代から大器として知られていた185センチ・86キロの長距離砲で、守備位置はファースト。今季は一軍でも存在感を見せた。193打席で66三振、12本塁打という「これぞスラッガー」という打棒の持ち主。

5　原澤健人（SUBARU）右投右打　22歳

東洋大4年秋のリーグ戦、明治神宮大会で大活躍を見せ、そのまま社会人入りした三塁手。183センチ・96キロと体格に恵まれ、とにかく「飛ばせる」タイプ。

6　西巻賢二（東北楽天）右投右打　19歳
・1軍：25試合　打率.247　0本塁打　3打点
・2軍：91試合　.253　5本塁打　30打点　8盗塁

仙台育英高で活躍したとはいえ、167センチの小兵。しかもドラフト6位の高卒1年目ということを考えれば、1年目でこの成績は驚異的だ。「高卒新人が二軍のレギュラーとなり、打率.250以上を記録する」ということは、実はかなりのレアケースである。基本的にはショートだが、セカンドも対応できるだろう。U-23でも主力としてプレーするだろう。

13　安田尚憲（千葉ロッテ）右投左打　19歳
・1軍：17試合　.151　1本塁打7打点
・2軍：106試合　.271　12本塁打　67打点

履正社高では高校通算65本塁打を記録。昨秋のドラフトは清宮幸太郎、中村奨成、村上幸隆と長距離打者が「大豊作」だった。安田も1年目としては期待通りの成績を挙げている。188センチ・100キロと体格に恵まれているが、スピードや動きの柔らかさも持っている。「クリーンアップ」「三塁」での起用が想定される。

23　大河（松尾大河／横浜DeNA）右投右打　20歳
・1軍：出場なし
・2軍：95試合　打率.237　1本塁打　29打点　10盗塁

大阪・オール枚方ボーイズでは主力として「中学5冠」に貢献し、熊本・秀岳館高出も甲子園で大活躍。2016年の第11回　BFA　U-18アジア選手権大会では首位打者に輝いている。174　センチ・75キロと大柄ではないが走塁、ショートの守備も高レベル。過去2年間でまだ一軍出場はないが、二軍で経験を積んでいる。

【外野手】

7　岸里亮佑（北海道日本ハム）右投左打　23歳
・1軍：7試合　打率.143　0本塁打0打点
・2軍：32試合　打率.222　0本塁打　5打点

花巻東高時代は投手としても140キロ超の本格派右腕として知られていた。強肩に加えてパワー、スピードも併せ持つアスリート。

8　周東佑京（福岡ソフトバンク）右投左打　22歳
・1軍：出場なし
・2軍：90試合　.233　0本塁打　14打点　27盗塁

東京農業大学北海道オホーツクから育成枠で加入し、二軍で台頭。大学時代は内野も守っていたが、プロでは俊足を活かして外野で起用されている。パワーはまだプロで通用していないが、180センチ・74キロと体格も十分。未来のパ・リーグ盗塁王候補だろう。

24　宮澤義也（新日鐵住金かずさマジック）右投右打　22歳

上田西高から入社して5年目を迎える外野手。181センチ・85キロと体格に恵まれ、アスリート性も高い。ガーナ人の父を持ち、名は「よしゅあ」と読む。13日の練習試合では5打数3安打2打点と大活躍を見せ、稲葉篤史監督も絶賛。

53　島田海吏（阪神）右投左打　22歳
・1軍：12試合　打率.200　0本塁打　1打点
・2軍：101試合　打率.237　0本塁打　26打点　26盗塁

中学時代には100m走で11秒01を記録し、熊本県大会を制した俊足外野手。昨夏のユニバーシアードでは日本代表として優勝に貢献している。上武大では走塁技術も磨かれ、プロ1年目の今季はウエスタンリーグで26盗塁を記録している。

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◆オープニングラウンド放送開始時間（日本時間）

10月20日（土）午前04:55　日本 vs. 南アフリカ　J SPORTS 1
10月20日（土）午後11:55　チャイニーズ・タイペイ vs. 日本　J SPORTS 3
10月21日（日）午後11:55　日本 vs. メキシコ　J SPORTS 3
10月22日（月）午後11:55　日本 vs. オランダ　J SPORTS 1
10月24日（水）午前09:55　コロンビア vs. 日本　J SPORTS 1