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野球 コラム 2018年10月4日

【広島好き】惜別の天谷宗一郎、今夜の巨人戦後に引退セレモニー

野球好きコラム by 激カメ!大亀友毅
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今は引退されている齊藤悠葵さんが打たれた大打球をセンターの守備位置から追った天谷選手は、右中間フェンスへ一目散に駆け登るやいなやグラブに収めて驚きの好捕。あのスーパーキャッチは今でも色あせることのない鮮明な記憶です。

このスーパーキャッチの半月前、同年8月4日に行われたマツダスタジアムでのベイスターズ戦では、今、胃がんから復帰して一軍出場を目指している赤松真人選手が、左中間への打球をスーパーキャッチしていました。ちなみにこの時の投手も齊藤悠葵さんでした。

二人のスーパーキャッチは、広島はもとより日本全国をも飛び越えて、ネットなどを通じてアメリカにまで波及。世界的に大きな話題となった二人は一躍時の人になり、翌年のマツダスタジアムの外野スタンドには、天谷選手と赤松選手のスーパーキャッチを再現した等身大人形がお目見えしました。

関東のカープファンにとっては、2012年6月17日の西武ドーム(現・メットライフドーム)。ライオンズとの交流戦で岸投手(現・楽天)から打った鋭いライナーでの先頭打者ホームラン。

そして2014年6月14日、QVCマリンフィールド(現・ZOZOマリンスタジアム)で行われた交流戦の対マリーンズ2戦目で、石川投手のストレートをライトスタンドに弾き返した先頭打ホームランが記憶に残っているのではないでしょうか。

千葉の試合では、このカードから天谷選手が一軍昇格して、2試合とも1番ライトでスタメン出場。チームは8連敗中で、カンフル剤の意味合いもありました。

初戦の初回先頭打者ではセンターにヒットを打って、持ち味のひとつである思い切りの良いバッティングを遺憾なく発揮したものの、試合には敗れて泥沼の9連敗。

しかし、翌日に打った先頭打者ホームランが沈滞する嫌なムードを吹き飛ばしてチームに勢いと勇気を与え、関東カープファンの胸を熱くしました。

3点差を追う7回表では、1死から天谷選手が四球を選んで出塁。そこからキクマルの連打で満塁にすると、エルドレッド選手がマリンフィールドの逆風を貫いた豪快な一撃をバックスクリーンに運んで大逆転のグランドスラム。

カープはこの劇的な勝利で大型連敗を止め、ここから6連勝の快進撃。天谷選手は見事期待に応えて、チームの起爆剤になってみせました。

今、あの時の歓喜と興奮を思い起こすと、天谷選手が17年間にわたるカープ人生のなかで全身全霊を捧げ、日々続けてきた必死の努力があったからこそ、今の3連覇、カープが再び黄金時代を築くことが出来たのだと思えてなりません。天谷宗一郎は、明日のカープを担ったのです。

スピード、守備力、そして思い切りの良いバッティングが持ち味の天谷選手。今回の巨人戦後に引退セレモニーが行われますが、試合での最後の打席、守備機会はあるでしょうか。

真っ赤に染まるマツダスタジアムで、もう一度カープの背番号49の勇姿を観て、胸を熱くさせたいです。天谷宗一郎選手、カープで17年間の現役生活、本当にお疲れ様でした。

代替画像

激カメ!大亀友毅

関東に住む、生まれた時からのカープファンで、自称カープトグラファー。自身が運営する「激カメ!大亀の関東レポート」では、関東のカープファン、関東でのカープ選手や、カープイベントなどを、激カメ大亀が写すファン、選手の表情を重視した写真満載のレポートを掲載。テーマは、カープ浪漫!ファン目線でのコラムをお届けします!「激カメ!大亀の関東レポート

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