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野球 コラム 2018年9月12日

大谷翔平、現地記者の考える2020年までの復帰のシナリオ

日本人先発投手プレビュー by J SPORTS 編集部
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新たに見つかった右肘の故障によりトミー・ジョン手術を勧告されながらも、大谷翔平のバットが火を噴き続けている今日この頃である。

こうなってくると、今後、大谷はどうすべきなのか、皆目見当がつかなくなってくるとともに、興味深くもなってくる。

当然、現地記者も同じことについて考えを巡らせているようで、本日は「MLB.com」に現地火曜付で掲載された記事を紹介しようと思う。タイトルは“ショウヘイ・オオタニは2020年に投げるべきか打つべきか、あるいは両方すべきか”。

「トミー・ジョン手術を受けたほとんどの選手は(リハビリに1年以上かかるため)しばらく世間の目から離れることになるが、言うまでもなく、オオタニは“ほとんどの選手ではない”」とした上で、次のように論じた。

「彼は打者として非常に素晴らしく、実際のところ、今では少なくともこれから前に進む上で、彼を最大限活かす最良の方法が何であるのかが疑問となっている」。

「フルタイムの打者とするべきか?マウンドに残しつつ、今年とは異なる起用法を用いるべきか?ではここで、幾つかのオプションについて考えてみよう」。

そして、この記者の考える大谷に関する2020年へ向けたシナリオとは以下の通りである。

◆その1: 2019年はDHで出場し、2020年にローテーション復帰

「程度の差はあれ、これは今年彼がやったことであり、恐らく、2020年に彼のマウンド復帰への準備が整った際は、また同じようなことになるだろう。彼は週に何度かDHで出場し、週に1回先発することになる。これについて、どうなるのかを思案しても、そこまで興味深くはない」。

「というのも、我々は既にそれがどのようなものなのか見ているから。しかし、2019年についてのみ考えると、これは興味をそそる疑問となる。なぜならば、投球できないことでDHとしての出場機会が増えるからだ」。

「今季、彼が怪我をしていなかったと仮定した場合、シーズンを通した打席数は大体400ほどになったと考えられるが、2019年に開幕試合からDHに専念したと仮定すると、年間の打席数は600を越えることになる。これはかなり大きな違いだ」。

◆その2: 打者に専念した場合のDHバージョン

「これは実現しない可能性が高い。というのも、彼は投手としてあまりに良過ぎるし、彼はエンゼルスが二刀流に合意したことで球団と契約したからである」。

「オオタニが2018年の打撃パフォーマンスを今後も続けたと仮定すると、彼の成績は殿堂入り選手と同等となるが、これがオオタニはフルシーズン通してこの打撃ができると仮定することに対するリスクの高さである」。

◆その3: 打者に専念した場合の外野手バージョン

「彼が2020年に外野手としてプレーしたらどうなるだろうか?言うまでもなく、彼は肩を持っている。彼にはスピードもある(彼は今年エンゼルスで3番目に速い選手だ)」。

「2014年以降は皆無であるのを認めなくてはならないものの、彼には日本で外野手として62試合プレーした経験もある。これが実現する可能性は低いが、オプションとして残すべきである」。

◆その4: 2019年はDHで出場し、2020年はDH兼外野手兼“オープナー”として出場

「OK、一風変わった考え方をしてみよう。2018年はレイズが“(先発投手が1、2回しか投げない)オープナー”を活用して今年最高のピッチングスタッフを作り上げたことで、投手の在り方は一様でないことが分かった」。

「では、オオタニに週1試合7イニングを投げさせるのではなく、週2回に分け、2、3回ずつ投げさせてはどうだろうか?ただし、これには果たしてこの起用法が、彼の腕に良いのか悪いのか?彼のチームメイトにとって良い策なのか?など、かなり多くの不確定要素がある」。

「またこれには、彼がいつ、どこでプレーしたのかという観点から、かなり多くの戦術的要素が絡んでくるが、打席数を増やすことはできるかもしれない。この起用法におけるオオタニについては、“投手・打者のハイブリッド”ではなく、“たまに投手をやる打者”と考えるのである」。

*****

果たしてどのシナリオに落ち着くのか、それは2020年になってみなければ分からないが、大谷が多くの人間の想像力を刺激していることだけは確かなようである。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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