人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2018年7月15日

【都市対抗】タイブレーク、サヨナラ、ジャイアントキリング。大会2日目は名勝負数え歌

野球好きコラム by 大島 和人
  • Line

7月14日(土)の第89回都市対抗野球大会2日目は「名勝負の日」だった。3試合すべてが終盤までもつれ、タイブレーク、サヨナラ、ジャイアントキリングとそれぞれにドラマがあった。

第1試合は王子(春日井市)とSUBARU(太田市)の対決だった。王子は6回表で4-0とリードを奪ったものの、先発の近藤均が6回裏にアクシデントで降板。そこから試合がもつれる。

SUBARUは高橋史典の好投で追加点を許さず、8回裏に代打・川口貴郁のソロ本塁打で2-4と2点差に。さらに9回裏二死から、5番・岩元聡樹が起死回生の同点2ラン本塁打を放つ。

試合は4-4のまま12回からタイブレークに入った。12回の攻防は1点ずつで決着つかず、王子が13回表に4点を加えて勝負あり。王子は9-7の勝利で2回戦に進んでいる。

第2試合はJR北海道硬式野球クラブ(札幌市)とJR西日本(広島市)の対戦だった。JR北海道は佐藤峻一、JR西日本は加賀美希昇と、先発はいずれも「元NPB」の右腕だった。

試合は0-0の5回裏にJR西日本が先制し、8回にも追加点を挙げ4-0とリードを広げる。加賀美希昇も完封ペースの快投を見せていた。

しかし、9回表に藤澤拓斗のタイムリーエラーから、加賀美が1失点で降板すると、2番手・河野竜生が代打・齊藤秀之に同点3ラン本塁打を浴び、4-4。

ただ、9回裏にJR西日本が地力を見せた。1死1・2塁から藤澤が汚名返上のサヨナラ安打を放ち、5-4で勝利。なお、藤澤も中日ドラゴンズでのプレー経験がある元NPB戦士だ。

第3試合はHonda(狭山市)とJR四国(高松市)の対戦。昨年の1回戦も全く同じカードだったが、Hondaが10-0(7回コールド)と快勝している。

JR四国の先発・菊池大樹は昨年の同カードに2番手として登板し、2回0/3で3失点を喫していた。

しかし、今回は昨年とは全く違う試合展開。菊池は最速148キロの速球で初回から好投。すると、0-0で迎えた5回裏に試合が動く。Hondaの先発・齋藤友貴哉の牽制悪送球、フィルダースチョイスもあり、JR四国が1点を先制した。

ドラフト上位候補のHonda齋藤は最速150キロを記録。5回まで失点1(自責点0)、5奪三振という内容。ただ、味方の援護を得られなかった。

Hondaは8回表、無死3塁から8番・北岡達樹が同点タイムリーを放ち、菊池をようやくマウンドから引き摺り降ろす。

しかし、JR四国も8回裏二死からチャンスを作り、代打・岡田佑規のタイムリー三塁打で勝ち越すと、続く7番・大和平もタイムリー。3-1とリードを広げる。

JR四国はエースの田内亘が9回を締め、3-1のスコアで「ジャイアントキリング」を達成。19年ぶりとなる初戦突破を果たしている。

大会第3日目となる7月15日(日)は、下記の3試合が予定されている。

第1試合:日本通運(さいたま市) vs. Honda熊本(大津町)
第2試合:三菱日立パワーシステムズ(横浜市) vs. Honda鈴鹿(鈴鹿市)
第3試合:JR東日本(東京都) vs. 西濃運輸(大垣市)

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ