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野球 コラム 2018年7月13日

【都市対抗】4本塁打が出た開幕戦、前回優勝のNTT東日本が勝利

野球好きコラム by 大島 和人
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7月13日(金)、第89回都市対抗野球大会が開幕した。初日は夜の1試合のみ。開幕戦は、NTT東日本(東京都)と、東邦ガス(名古屋市)の対決だった。ホームランが4本も飛び出る華やかな“花火合戦”を制したのはNTT東日本。前年度王者が貫録を見せ、6-3と勝利している。

まず、圧倒的だったのがスタンドの半分をオレンジ色に染めたNTT東日本の大応援団。オレンジ色のビブスを身に着けた2万人は壮観で、東京ドームを完全な「ホーム」にしていた。

内外野が2階席まで総立ちになり、応援歌「スパート」を熱唱する勝負どころの応援は、プロ野球でも見ないような迫力だった。

NTT東日本の先発は入社2年目のドラフト候補・堀誠でなく、ベテラン右腕の大竹飛鳥。大竹と上田祐介の「10年連続出場バッテリー」が難しい初戦を任された。

NTT東日本は1回裏2死1塁から4番・嘉納淳弥が先制の中前タイムリー安打。続く5番・越前一樹が2ラン本塁打で畳みかけて3-0とリードを広げる。NTT東日本は2回裏にも1死1塁から9番・桝澤怜が2ラン本塁打、一挙に5点差として、試合の流れをつかんだ。

東邦ガスの先発・小椋健太のボールは走っていたが、NTT東日本打線の振りの鋭さ、そしてドーム全体を包む勢いに飲み込まれてしまう。

東邦ガスも3回表に反撃を見せる。1番・上内辰哉のタイムリー三塁打、2番・大島啓太は左犠飛、3番・南善規のソロ本塁打で2点差まで追い上げた。しかし、2死1塁から5番・吉田がレフトに放った大飛球は惜しくもファウル。結果的にはそこが勝負の分かれ目となった。

東邦ガスは3回からリリーフした技巧派左腕・九谷青孝が好投。NTT東日本も4回以降は大竹、そして6回からリリーフした左腕・沼田優雅が得点を許さない。

東邦ガスは6回から3番手投手に立野和明を起用する。立野は東海理化から補強された右腕で、高卒2年目の20才。最速146キロの速球で、将来性を感じさせる「東京ドームデビュー」を果たした。

6回2死のピンチはNTT東日本の、虚を突くホームスチールにも冷静に対応したが、7回に一発を浴びてしまう。

7回裏無死から今日2本目の本塁打を放ったのが桝澤怜。NTT東日本が6-3とリードを広げる。八王子高校、亜細亜大学時代から注目を浴びていた3年目の大型スラッガーが、この試合の“打のヒーロー”となった。

9回1死からは右肘の疲労骨折から復活した31歳の右腕・末永彰悟が登板。末永が最速148キロのリリーフで締め、NTT東日本は6-3と快勝した。

明日の大会2日目から大会10日目までは、すべて1日3試合。14日のカードは下記の通りで、第3試合には今大会再注目の右腕・齋藤友貴哉(Honda)の登板もあるだろう。

第1試合:王子(春日井市) vs. スバル(太田市)
第2試合:JR西日本(広島市) vs. JR北海道硬式野球クラブ(札幌市)
第3試合:JR四国(高松市) vs. Honda(狭山市)

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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