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野球 コラム 2018年7月11日

【都市対抗】ドラフト候補や二世選手、元プロ野球選手が活躍

野球好きコラム by 大島 和人
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◆南関東代表:Honda、日本通運、新日鐵住金かずさマジック

南関東は埼玉、千葉両県の予選だ。第1代表として2次予選を勝ち上がったのが狭山市のHonda。今季は3月の東京スポニチ、4月の四国と2つのJABA大会を制するなど、春から充実した戦いを見せている。

第1代表決定戦で7回無失点投球を見せるなど、予選で好投を見せたのが齋藤友貴哉。18年のドラフト1位候補としても名の上がる本格派右腕だ。

打線は佐藤竜彦が2次予選で4番レフトを任され、12打数5安打1本塁打と大活躍を見せた。彼は立教大学から加入した新人だが、父・佐藤真一氏はダイエーやヤクルトで活躍した名選手である。

9番・二塁手の篠塚宜政も第1代表決定戦で先制打を放ったが、彼の父は巨人で活躍した往年の天才打者・篠塚和典氏。宜政は体格こそ170センチ・64キロと小さいが、バットコントロールは父譲りだ。

また、辻野雄大は社会人を代表する捕手の一人。侍ジャパン社会人選抜として8月のアジア競技大会に出場する。

南関東第2代表の日本通運(さいたま市)は昨年の準優勝チーム。2次予選3試合でわずか3失点の投手力が武器だ。

昨年の大会でノーヒットノーランを達成した阿部良亮、大学時代から大舞台の経験が豊富な技巧派左腕・高山亮太と実力派が選り取り見取り。加えて今季は日本ハムのリリーフエースとして活躍した39才の大ベテラン・武田久がコーチ兼任で加入した。

生田目翼はそんな陣容の中で今大会の2次予選3試合で17回を投げ、防御率0.00と好投している。常時で140キロ台後半を記録する速球と、スライダーの両方で空振りを奪える本格派右腕だ。

生田目は流通経済大学3年の春に大学選手権準優勝に貢献。そこから負傷などでしばらく鳴りを潜めていたが、社会人2年目を迎えて完全復活を果たしつつある。

打線は2次予選で得点力不足に苦しんだが、捕手の木南了、外野手の北川利生といった実力者たちはしっかり数字を残している。

第3代表は新日鐵住金かずさマジック(君津市)。JFE東日本との決定戦を制し、最後の一枠を勝ち取った。予選で好投を見せたのが35歳のベテラン左腕・山川康樹。速球でさえ130キロ前後という技巧派が、3試合12イニングを防御率0.00と好投した。

「ベテラン」と言えばコーチ兼投手として元千葉ロッテの名サブマリン・渡辺俊介(41歳)もいる。ただし「本業」のコーチに専念し、今予選は登板していない。

今年は元DeNAベイスターズの松本啓二朗が新たに加わった。南関東予選は3番を任され、4試合で打率.353、5打点を記録している。強肩も健在で、南関東予選ではレフトからの返球で本塁を刺す場面もあった。

松本はNPBで9年プレーした経験があるだけでなく、早稲田大学でも1年生からレギュラーで活躍。2学年下の斎藤佑樹らとともに大学選手権優勝も達成しており、当時から全国区の選手だった。

早稲田大学の同級生・細山田武史(トヨタ自動車)は2年早く社会人入りをして、すぐ都市対抗制覇を達成している。松本の活躍にも期待したい。

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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