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野球 コラム 2018年7月3日

【中日好き】山井大介、日々100%

野球好きコラム by 森 貴俊
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「ベテランが頑張ってくれている」森監督が言う言葉の一人は間違いなく、山井大介だ。

プロ入り17年目、今年5月に40歳を迎えた。今シーズン初登板では横浜スタジアムでプロ野球史上9人目の40代完封勝利を成し遂げた。ここまで(7月2日現在)5試合に登板、2勝をマーク。防御率は2.02。

今年の安定感を山井自身はこう分析する。

「ストレートがいいんです。スピードでなく、キレがあるというか、投げていて強いストレートが行っているなと感じますね。投手はストレートが基本。投球スタイルや球の速さは関係ない。ストレートが軸にならなければダメです」と話す。

近くで山井を見てきた近藤投手コーチは「ストレート? 今年はいいね。フライアウトもファールも多く取れていると思う。いいスピンがかかっていると思うよ」。

「もう1つ付け加えるなら、ラインがしっかり出ている。ボールが指から離れた瞬間に、インコース高め、アウトコース低め、軌道がしっかり見えるでしょ。だからバラバラにならない。制球の安定にもつながっている」。

山井は「キャンプから劇的に何かを変えた事はないです。例年通りですね」と話す。

古くからオフには鳥取のワールドウィングに通い、自分の身体を熟知した。自分の身体をどう使えばいいのか、その為に日々何をするべきか、取り組む練習への考え方に山井の人間性が出ている。

「周りは僕を完璧主義者という。そうかもしれないですが、それでも日々の練習を100%で取り組めないとダメだと思うんです。特にこの年齢になると思う。練習を100%でやっても試合で発揮できるのは良くて7割、8割ですよ」。

「よく試合で持っている力以上の物がでるなんて言いますが、そんな事はまずない。僕の年齢になれば、そんな事はありないですよ」。

近藤投手コーチは「先発では、吉見にしても大介にしても、今年にかける思いは強いよ。それはすごく感じる」。

「自分にとってどんなやり方がいいのか、何が正しいかを真剣に考えて毎日を過ごしている。本当は、もっとそんな姿勢を若い選手に見習ってほしいんだけどね」と話した。

山井は「なんとなく1軍で過ごしてしまう投手もいる。それでマウンドに上がると試合でも何となく投げてしまう。練習でできない事は試合でもでもできない。できっこない。僕はそう思ってやっています」。

期待された若い先発投手は苦しんでいる。山井は若い選手への思いをあえて口にはしなかった。日々練習に取り組む山井の背中には多くのヒントが眠っている。

「自分が出来ることを日々100%」

山井大介のプロフェッショナルはドラゴンズにとって素晴らしい教材だ。

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森 貴俊

1976年愛知県出身。東海ラジオ放送スポーツアナウンサー。ドラゴンズ戦中心のガッツナイターをはじめJリーグ、マラソン等スポーツ実況を担当。原点回帰を胸に、再び強き竜の到来を熱望する43歳。日々体力の衰えを感じるがドラゴンズへの喜怒哀楽は衰え知らず。今年もマイクの前で本気で泣いて怒って笑います!

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