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野球 コラム 2018年6月14日

蘇ったマシンガン打線。慶應義塾、貫禄のコールド勝ち。全日本大学野球選手権

野球好きコラム by 慶應スポーツ新聞会
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神宮を統べる者のプライドを見せつけた。シードにより初戦となった慶應義塾大学は3回に先制すると、5回に一挙10得点を挙げて苫小牧駒澤大学を突き放す。

先発した高橋亮吾

先発の高橋亮吾(総3・慶應湘南藤沢)は5回で許したヒットはわずか1本、三塁を踏ませない投球で相手打線を手玉に取った。慶大の4年ぶりとなる全日本の初戦は、大会規定による5回コールドで大勝を収めた。

序盤から攻め込んだのは慶大だった。1番・主将河合大樹(総4・関西学院)と3番柳町達(商3・慶應)に安打が出てチャンスを作る。

しかし、連投となる相手エース・伊藤大海の前に2者連続三振を喫し、得点できなかった。2回にも小原和樹(環3・盛岡三)がレフト線への二塁打を放ったが、伊藤の意地が得点を許さない。

河合大樹主将

試合が動いたのは3回。河合がセーフティバントで出塁し、盗塁も決めてチャンスを作ると、柳町もヒットで続いて1死一、三塁。

ここで郡司裕也(環3・仙台育英)の当たりがゲッツー崩れになる間に得点する。先発高橋亮は序盤から巧みな投球術を披露し、得点直後の3回には、3者連続三振と付け入る隙を与えない。

1点リードで迎えた5回、ついに陸の王者が目醒めた。先頭の瀬戸西純(政2・慶應)が安打で出塁すると、河合のバントがこの日3本目のヒットとなってチャンスが広がる。

ここで渡部遼人(環1・桐光学園)がライト前に適時打を放って追加点を挙げた。

続く柳町も3本目となる安打を放ち、3点目。さらに1死満塁から内田蓮副将(総4・三重)が浮いたスライダーを捉え、2点適時二塁打を放ち、伊藤をマウンドから引きずり下ろした。

だが、火がついた慶大打線は留まることを知らず、押し出しの後、走者一掃の河合の適時打、柳町の2点適時打でついにこの回10点を奪った。

その裏を高橋亮が難なく抑え、大会規定で5回コールド勝ち。準々決勝へと駒を進めた。

リーグ戦終盤はやや打線が湿っていた慶大だが、その不安を払拭する大勝。まず昨秋を「超える」ことに成功した。目指すべき日本一へようやく状態が上がってきた。

次の準々決勝で対戦するのは東日本国際大。船迫大雅(4年)、粟津凱士(4年)と二人のサイドスローを要する投手力中心のチームだ。

今日の試合のように先制点を取って、自慢の投手力で逃げ切りたい。陸の王者の行軍は、そう簡単には止められない。

準々決勝の慶應義塾大学と東日本国際大学の試合は、6月14日(木)午前11:30から、J SPORTS 1で放送されれる。

文:尾崎崚登(慶應スポーツ)

慶應スポーツ新聞会

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慶應義塾大学文化団体連盟所属の公認サークル。通称ケイスポ。全40ある体育会の取材から記事の執筆、年7回の新聞製作まで全て学生の手で行う塾内唯一のスポーツ新聞サークル。部員数約50名、35年の歴史を持つ。»慶應スポーツWebサイト

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