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6月12日、東京ドームで迎えた2回戦。相手は、千葉県大学野球連盟代表で昨年のこの大会準優勝の国際武道大学。立命館大学は前日の1回戦から投手以外のスタメンを変えることなく、この試合に臨んだ。
先にチャンスを作ったのは国際武道大だった。立命館の先発、坂本の立ち上がりを攻め、1死1,3塁とした。しかしここは坂本が後続を抑え先制を許さなかった。
ピンチをしのいだ立命館は2回表、相手の先発、平川の連続四球によって1死1,2塁のチャンスを作り、打席にはリーグ戦首位打者の橋本。先制の期待が高まったが、橋本は痛恨の併殺打に倒れ、得点を奪えなかった。
その後は両投手の好投が光り、6回まで両チーム無得点で試合が進んだ。試合が動いたのは7回。球数が100球に近づいたあたりから坂本が捕らえられ始める。
安打と四球、さらに暴投もあり1死2,3塁のピンチを作ると、8番の鮎ケ瀬にセンター前へ適時打を打たれ先制を許す。その後、内野ゴロの間にも1点を失い、坂本はここで降板となった。
その後は有村、小橋が無失点でしのぐも、打線が平川をとらえることができず、最後は辰己が1塁ゴロに倒れ、0-2で無念のゲームセットとなった。
後藤監督は試合を振り返り「相手投手の変化級が切れていて捕らえきれなかった。坂本はよく投げてくれたが、100球を超えたあたりからボールがいかなくなった。最後は辰己で終われてよかった。これを課題にして、秋の神宮を目指します」と語った。
主将の辰己は、無安打に終わった自分の打撃について「(チームが)相手投手をなかなか打つことができず、なんとか自分が塁に出ようと思い、カッカしてしまい打ち損じた」と振り返った。
また、主将としては「春は本気で日本一を目指していたので、情けない。関西学生野球連盟の他の5チームや、(初戦で戦った)奈良学園、応援しに来てくれたチームメイトやベンチで声を出してくれていた選手たちに申し訳ない」と責任を感じていた。
目標としていた日本一には手が届かなかったが、今大会の経験を活かし、秋はリベンジに挑む。
取材/文:橋本拓真(立命スポーツ)
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