【広島好き】投手陣立て直しを期するカープがファイターズに挑むホーム3連戦

5月31日の対ライオンズ3戦目で、制球難からの復活を期して薮田和樹投手が昇格して先発しましたが、残念ながら制球は戻らず痛恨の10失点（自責7）を喫してしまい再度二軍降格に。

6月2日の対マリーンズ2戦目では、左腕高橋昂也投手がやはり昇格して先発しましたが、4失点を喫した4回途中降板でやはり二軍降格。

また、中継ぎ陣も打ち込まれる場面が出て来ています。対ライオンズ2戦目、1点差で迎えた9回表に抑えのマウンドに立った中崎翔太投手が、代打メヒア選手に特大ホームランをレフトに打たれ、ライオンズに同点とされます。

すると、延長となった10回表にはアドゥワ投手が3失点（カープはこのあと打線が4点を入れて押出しの四球でサヨナラ勝利）。

対マリーンズ3戦目では、3失点で粘投していた九里亜蓮投手が2点のリードで迎えた6回裏に捕まってしまいます。

先頭に打たれた3ベースヒットから2つアウトを奪ったものの、そこから踏ん張り切れず。

タイムリーヒットとタイムリー3ベースヒットを打たれて同点にされると、救援した今村 猛投手もタイムリー2ベースヒットとタイムリーヒットを打たれてしまいマリーンズが一挙4点を入れて逆転。

九里投手は6失点で敗戦投手になってしまいましたが、苦しむ投手事情は継投のタイミングにも影響を与え始めています。

打開策として、6月3日に高橋昂也投手との入れ替わりで永川勝浩投手が、実に2年ぶりとなる一軍昇格。

先発投手では、福井優也投手がすでに一軍に合流しており、今カード3戦目の先発が予想されています。福井投手には、今度こその好投で先発ローテの座を掴んで欲しいですし、救世主になって欲しいです。

悪いことばかりではありません。夫人の出産で帰国していたクリス・ジョンソン投手も既に戻って来ており、楽天戦での先発が予想されています。

また、5月26日対ドラゴンズ2戦目でバント処理のミスなどから精彩を欠き心配されていたジェイ・ジャクソン投手が、対ライオンズ2戦目でストレート、スライダー共に冴え渡った圧巻の投球。

ライオンズ打線を三者凡退に封じ込め、続くマリーンズ戦では1戦目と3戦目に登板して、共に無失点と復調してきています。

また、アドゥワ投手もマリーンズ戦2戦目で、回をまたいだ2回2/3を投げて無失点に抑えています。 兆しはあるだけに、ベテラン永川投手の経験と、現在チームトップの8勝を挙げ、6連勝中の大瀬良大地投手を軸にした投手陣の立て直しに大きく期待したいです。

まずは、今回のファイターズ戦初戦に先発する中村祐太投手。ここまで自身3連敗中ですが、背水の陣で挑む今回のマウンドで、カープ先発投手陣復調のきっかけとなる好投に大きく期待したいです。

◆広島vs.北海道日本ハム
・6月5日（火）午後5:55　J SPORTS 1
・6月6日（水）午後5:55　J SPORTS 1
・6月7日（木）午後5:55　J SPORTS 1