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田中将大と大谷翔平の直接対決など、日本人ファンのみならず、現地メディアにとっても、開幕前から話題に事欠かないニューヨークでの対ヤンキース3連戦。
結局、大谷はこのシリーズ、9打数無安打と、快音を響かせることなくブロンクスを後にした。
なかでも第3戦は、田中相手に2打数無安打2三振と、日本でも11打数無安打と苦手にしていた先輩メジャーリーガーに花を持たせる格好となった。
「MLB.com」によると、この勝負についてヤンキースのブーン監督は、「彼は難しい相手。我々は、ストライクゾーンへ行く速球と、速度をずらした投球で彼に挑んだが、ゾーンのコントロールは上手くやった」。
そして、「全体的に見れば、我々は彼の得意とする真ん中低めの、とても危険なゾーンを上手く避けることができた」と大谷との対戦を振り返り、事前に立てた戦略が奏功したことをうかがわせた。
また、「ニューヨークタイムズ」には、「ショウヘイ・オオタニvs.ヤンキース:完全なる対決は今秋実現か」なる記事が掲載された。
投手大谷との対戦がなかったことを悔やみつつ、(この先、レギュラーシーズン中はエンジェルスとヤンキースとの対戦カードが組まれていないため)エンジェルスがポストシーズンに進出すれば、今度こそ大谷の二刀流と対戦できるのではないかと、期待を滲ませた。
また、記事では大谷がシリーズ無安打に終わったことに触れ、「この無安打の週末はなかったことに。スポットライトが大谷を悩ますことはない。彼は毎日それを受け入れている」と綴り、チームメイトのザック・コザートによる次のコメントを引用した。
「何も彼には悪影響を与えない。ここへやって来て、ベーブ・ルースのような選手と比較されるのだから、若者にとっては大きな重圧だ」。
「彼は23歳で、そのことが、彼のやっていることを更に素晴らしくしている。何も彼を悩ますことはないようだ。本当に落ち着いていて、俺はそこが大好きなんだ」。
ニューヨークに残した宿題の答えは、ポストシーズンに出せば良い。
J SPORTS 編集部
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