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野球 コラム 2018年5月11日

【中日好き】鈴木翔太、マイナーチェンジの苦悩

野球好きコラム by 森 貴俊
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「歩幅の6歩半は変えていません。真っ直ぐ踏み出すフォームは、どうしても壁ができない感じがして。力が上手く上半身に伝えられない。そうこうしていたら、今度は無意識のうちにアウトステップになってきてしまって…」。

苦悩のメカニズムを明かしてくれた。しかし逆を言えば、トンネルの出口は一つしかない。光の指す方向は見えている。ストレートの改善だ。

鈴木翔太は「僕の場合、精密なコントロールはない。真っ直ぐのキレが戻れば、ファールが増える。同時に空振りもついてくる。カウントも有利に運べる」。

「だいたい変化球のキレも、ストレートに比例してくるんです。インステップに戻す選択肢は今のところないです。真っ直ぐを磨くしかないと思っています」。

柳、小笠原がローテで回る中、鈴木翔太の目にはどう映っているのか。「考えないです。悔しさはありますが、それを見ても僕のピッチングは良くならないですからね」

“日本刀のようなキレ”。去年そう比喩された鈴木翔太のストレート。再び空気を切り裂く直球が1軍に戻るその日まで、鈴木翔太は鍛冶職人のように毎日鉄を打つ。

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森 貴俊

1976年愛知県出身。東海ラジオ放送スポーツアナウンサー。ドラゴンズ戦中心のガッツナイターをはじめJリーグ、マラソン等スポーツ実況を担当。原点回帰を胸に、再び強き竜の到来を熱望する43歳。日々体力の衰えを感じるがドラゴンズへの喜怒哀楽は衰え知らず。今年もマイクの前で本気で泣いて怒って笑います!

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