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野球 コラム 2018年5月10日

大谷翔平、第4戦に先発予定。エンジェルスvs.ツインズ4連戦のみどころ

MLBコラム by 松山 ようこ
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大谷翔平が、クアーズフィールドでの打撃練習で周囲の度肝を抜いた。コロラドにある同球場は、標高約1600メートルに位置し、「メジャーで最も打球が飛びやすい」球場。

とはいえ、スタンド2階から3階へと特大ホームランを連発したのだ。現地レポーターは打球がどこに到達したかを探し、見学したファンは大谷の“ホームランボール”を持って帰ろうと一斉に駆け寄った。

彼の打撃練習はプロが見ても笑ってしまうほど凄いのだ。思えば、北海道日本ハム時代にも試合前、対戦相手の楽天の則本昂大や松井裕樹らが、グラウンドに体育座りをして(真剣に)大谷の打撃練習をじっと見学し、強烈な打球に驚いては後ろに仰け反り、ひっくり返って笑うーーなんて場面があった。

そんな大谷が所属するエンジェルスは、明日からホームでツインズと4連戦を戦う。チームの頼れるスラッガーとして今や中軸を担う大谷は、ツインズとの第4戦には、先発投手としてマウンドに立つことが予定されている。

◆トミー・ジョン手術明けの本格派ルーキーと大谷がマッチアップ

ツインズは、4月20日からシーズンワーストの8連敗にあえいだが、ここ5戦はシーズンベストの5連勝中。ア・リーグ中地区で2位につけている。

2016年は103敗を喫しながら、2017年は7年ぶりにワイルドカードでポストシーズン進出を果たしたことも記憶に新しい。

劇的な急浮上を経験した若手中心のチームは今、主力のバイロン・バクストンとミゲル・サノーを故障で欠いているが、物ともしない底力を感じさせる。

攻撃でチームを牽引してきたのは、チームトップの打率.313、7本塁打のエドゥアルド・エスコバー、同じくチームトップの7本塁打と25打点で絶好調キープのエディ・ロサリオ。そして、メジャー今季最長の開幕17試合連続ヒットを記録したブライアン・ドジャーら。

ちなみに、昨季終盤7試合にも連続ヒットを続けていたドジャー。すると、連続ヒット記録にウンザリしたのか、現地4月23日のヤンキース戦では、敵地ニューヨークのファンが「ドジャーの連続記録は今日終わる」と書いたTシャツを着て“応援”。

カメラが何度も捉えるなど、ちょっとした話題になった。このファンの思惑通りにドジャーの記録はこの日で終わらなかったが、なんと翌日に記録はついえてしまった。

投打ともに全米級のスター選手は擁していないものの、バランス良く、時に勢いよく勝利を重ねるツインズ。再建プランは順調のようで、台頭が期待される若手のプロスペクトも充実している。

その1人が、第4戦に先発予定のフェルナンド・ロメロ。大谷とマッチアップが予定されている23歳は、20歳でトミー・ジョン手術を経験したルーキー。

5月2日にメジャーデビューを果たすと、いきなり2戦2勝、無失点の大活躍。チームの連勝に大きく貢献している。

ロメロは、平均154キロで最速160キロの速球を武器に、5月7日のカージナルス戦では6回無安打9奪三振。力強いピッチングを続けている。

なお、ツインズ勝利の立役者としては、ブルペンの働きも大きい。球団資料によると、4月28日まではブルペンの防御率が6.50(計80.1イニングで58失点)だったが、以降は10試合で3.00(計36イニングで12失点)に改善。

ここ6試合で見ると、防御率は1.50(18イニングで3失点のみ)で、奪われた得点はいずれもソロ本塁打によるものだったという(5月8日現在)。

ただし、チームで最も実績があるリリーバーでもある、41歳のフェルナンド・ロドニーが、時に救援に失敗する可能性をはらんでいるのは不安要素か。

地力ではエンジェルスが上だが、ここ最近の傾向どおりなら、エンジェルスが先発を崩せない場合、ツインズが勝利パターンの勢いに乗るかもしれない。

5月11日(金)午前11:00 J SPORTS 3
5月12日(土)午前11:00 J SPORTS 4
5月13日(日)午前10:00 J SPORTS 4
5月14日(月)午前05:00 J SPORTS 3

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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