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「ESPN」電子版にて、現地29日付で大谷翔平に関するちょっと興味深い記事が掲載されている。
これは「ショウヘイ・オオタニはノーヒットノーランとサイクルヒットのどちらを達成する可能性が高いか」という、内容をそのままサマライズしたタイトルが冠された記事だ。
この記事によると、これまで投手がサイクルヒットを達成したことはなく、従ってサイクルヒットとノーヒットノーランを両方達成した投手は、まだ出ていないとのことである。
更に記事では、「これまで投手が同じ試合で単打、二塁打、本塁打を打ったケースは44例あり、うち4例はドン・ニューカム(1962年には中日にも在籍)によるものであり、2009年のランディ・ウルフが最後のケースとなっている。
また、投手が本塁打のみ打てなかったのは過去に32例あり、これは1987年のダニー・ダーウィンが最後となっている」としている。
では、ノーヒットノーランとサイクルヒットではどちらの頻度が高いかというと、「ナショナルリーグが設立された1876年以降、ノーヒットノーランは297例あり、サイクルヒットは319例」とのことである。
サイクルヒットに関して、やはり一番の鍵は三塁打であり、2017年はメジャー全体で1試合平均三塁打は0.16回しか出ていない。記事によると、最もサイクルヒットの出た2009年(8回)に次ぐ数字を記録した2017年は、サイクルヒットが7回出ており、“三塁打足らず”は280例あったとのことである。
また、ノーヒットノーランに関しては昨年と一昨年とで、それぞれ1回ずつしか出ていないものの、ここ10年で比較すると、サイクルヒット41回に対し、ノーヒットノーランは34回と、頻度としてそこまで大差はついていないとのことである。
記事では、ノーヒットノーランを達成する上で、9回を120球前後で投げ切るのを目安としており、大谷の1イニング平均17.1球(1試合平均にすると154投球数)は越えるべき壁となっているが、7回を投げて1安打で抑えたアスレチックス戦では投球数を91球に抑えているため、これは十分に可能であるとしている。
また、大谷は日本において1,035打数で三塁打はわずか4回しか打っていないが、これは両翼の狭い日本の球場によるものかもしれないとし、球場の広いメジャーでは俊足の持ち主である大谷が、三塁打を打つ確率は上がるのではないかという期待を行間に滲ませた。
ただし、記事では大谷の打席における三振率が26.7%と、メジャー平均よりも高めであることがサイクルヒット達成への向かい風となる可能性を指摘しているが、昨季、ウィル・マイヤーズは三振率を27.7%としながらサイクルヒットを達成しているので、大谷にもチャンスはあるとしている。
結論として、著者は大谷がノーヒットノーランを達成する可能性の方が高いであろうとしつつ、「我々は彼がサイクルヒットを打ったドジャースタジアムでのインターリーグの試合で、彼によるノーヒットノーランが達成されるのを願うばかりである」と記事を結んだ。
夢は大きく、ということなのであろう。
J SPORTS 編集部
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