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野球 コラム 2018年4月5日

大谷翔平が記録した、投打と走塁の数字がとんでもなかった件

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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本拠地初打席で勝ち越しの3ランホームランを打ったと思ったら、今度は球界を代表する右腕から同点2ランと、大谷翔平の勢いが止まらない。

投手として勝ち星を挙げ、投手以外で先発出場した直後の2試合で連続してホームランを放ったのがこれまたベーブ・ルース以来なのか、あるいは史上初なのか、その辺のところは寡聞にして知らないが、とにかく快挙であることに間違いはない。

「MLB.com」に掲載された、「エンゼルスは木曜にオフを取る。ショウヘイ・オオタニによる何らかの目を見張る活躍を阻めるのは、恐らくその事実だけだろう」という一節で始まる記事を書いた、同サイトのアナリストであるマイク・ペトリエロ氏。

彼によると、これまで投手として1試合、そして打者として3試合に出場した大谷は、投球や打球の速度で既にメジャーでもトップクラスの数値を記録しているそうである。

先ず投球についてだが、ペトリエロ氏によると大谷は先発したアスレチックス戦で、99マイル(159.3km)越えの速球を12回投げており、最高時速は99.6マイル(160.3km)に達した。

昨季、メジャー全体の投球数のなかで、時速99マイルを越えたのはわずか0.51パーセントに留まり、一度でも99マイル越えの速球を投げた投手は85人いたが、この中には一度しか99マイルに達しなかった選手も相当数含まれているとのことである。

なお、昨季はメジャー全体で最低でも100球以上投球した投手は673人いるので、99マイル越えの腕を持っているのは13%に過ぎず、同氏曰く、これはエリート級とのこと。

そして打球だが、大谷は1号ホームランを放った現地3日のインディアンズ戦で、この日3安打目となるセンター前に弾き返した一振りの打球は、初速で時速112.8マイル(181.5km)を記録。

同氏によると、2015年に「Statcast」よる計測が始まって以降、これは投手が記録した最速の初速とのこと。また、この大谷の数値は四捨五入すると113マイル(181.9km)になるわけだが、昨季メジャーで打球の初速が113マイルに達したのは、全打球の0.24%に過ぎない。

また、一度だけこの初速を記録した選手は75人いたそうだが、カブスのアンソニー・リゾのような強打者でさえ、113マイル越えは1度しか記録していないそうだ。そう考えると、いきなりの2ホーマーにも必然性を感じる。

最後にペトリエロ氏は大谷の走力に関しても言及している。現地4日のインディアンズ戦でミラーにセカンドゴロに打ち取られた際、大谷はベースランニングで秒速29.8フィート(9.1m=時速32.7km)を記録。

同氏によると、2018年シーズンに入り、これまで一度でも秒速29.8フィート以上の速さで走った選手は46人のみで、同氏の言葉を借りると、これもエリート級の数字となる。

投球、打球、そして走塁の実測値で早くも本物であることを証明した大谷。これからも大いに日本の朝を賑わせてくれそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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