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野球 コラム 2018年3月20日

大谷翔平の二刀流に向けられる懐疑の目

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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春季キャンプ開幕時は、“日本のベーブ・ルース”として、アメリカのメディアでも大いに期待と関心を集めていた大谷翔平だったが、ご存知の通り、その後の実戦での成績は、はかばかしいものではない。

そのため、時間と共に批判的な記事が散見されるようになってきた今日この頃である。本日はそんな現地報道から、「CBSスポーツ」電子版に掲載された記事を紹介したい。

記事を書いたスコット・ホワイト氏は、春季キャンプを迎えるにあたり、大谷を最も有望な新人選手の一人として推していた人物である。

そんなホワイト氏は、現地19日に同サイトに掲載された「ショウヘイ・オオタニは春季キャンプで酷い状態が続いているが、我々はどうするべきか?」と題した記事を執筆、

現時点の成績で大谷を評価するのは時期尚早としつつ、彼に対する見方は変えるべきとの立場を明らかにした。

ここまでのカクタスリーグにおける大谷の投打の成績を振り返り、同氏は記事の中で「彼の成績は打者が投手に挑戦したとき、あるいは投手が打者に挑戦したときの数字のようだ」と表現。

その上で、「とはいえ、ここ最近の悲観的な見方は春季キャンプ特有の戯言であると思えてならない」と自身の大谷に対する評価の正当性を滲ませたが、「彼に対する私のアプローチに関して、次の3点は修正すると」とした。

「彼の二刀流の能力については忘れる」「最初からは戦力にならない選手と見なす」「私のランキングでは彼のランクを下げる」というのが、その3点。

“大谷擁護派”としてはなかなか厳しい見解となっており、そして記事は次の段落で結ばれている。

「未来はまだ明るい。ただ、我々が願ったほど早くはやってこないかもしれない。とにかく幾つかのねじれを正さねばならず、先ずは、二刀流プランが本当に開発途上の遅れに見合うものなのかどうかを見直さなければならない」。

大谷はキャンプ地アリゾナでの最終日となる土曜日に登板する予定となっているが、メジャー開幕へ向け、日本の野球ファンが気を揉む日はまだ続くことになりそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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