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古賀紗理那(右/NECレッドロケッツ川崎)
今年6月、ネーションズリーグで準優勝を飾ったバレーボール女子日本代表。今季から海外リーグに挑戦する選手も多くいるだけでなく、去就が明らかになっていない選手もいるが、現時点では多くの代表選手たちの雄姿を『SV.LEAGUE(SVリーグ)』でも見られるはずだ(所属は2024年6月27現在)。
『Vリーグ』として区切りのシーズンとなった昨シーズン、連覇を遂げた『NECレッドロケッツ川崎』には日本代表で主将も務めるアウトサイドヒッターの古賀紗理那、ミドルブロッカーの山田二千華がいる。
Vリーグでも連覇の立役者として2シーズン連続でMVPも受賞した古賀の活躍、存在はもはや説明の必要がないと言ってもいいほど、日本女子バレーの顔とも言うべき存在だ。NECの連覇も、日本代表での活躍も、その背景には、積み重ねてきた努力がある。
その姿に牽引され成長を遂げた山田も、ネーションズリーグのファイナルラウンド、準決勝のブラジル戦ではサーブ、ブロックで活躍する姿を見せた。SV.LEAGUEの初代女王としてVリーグからの強さを見せ続けるか。引き続き注目したい。
林琴奈(大阪マーヴェラス)
昨シーズンのVリーグ決勝でNEC川崎に敗れた『大阪マーヴェラス』には、アウトサイドヒッターの林琴奈と田中瑞稀が所属。林は、2022年の世界選手権からセッター対角に入り、ディフェンス面と豊富な運動量で数多くの勝利に貢献してきた欠かせない選手だ。
もちろん日本代表としてだけでなく、大阪マーヴェラスの前身でもあるJTマーヴェラスでも好守の要として君臨。味方ならばこれ以上心強い存在はいない、だが、対戦相手からは「本当に嫌」という最高の誉め言葉を送られる選手でもある。SV.LEAGUEでの躍動にも注目だ。
岩崎こよみ(埼玉上尾メディックス)
Vリーグで3位となった『埼玉上尾メディックス』の司令塔、ベテランセッターの岩崎こよみはアキレス腱断裂という大けがから復帰を果たし、2017年に日本代表へ選出され、国際舞台も経験したが、2019年のワールドカップで落選。後に出産を経て昨季日本代表へ復帰。アジア競技大会に出場し、今季はネーションズリーグで正セッターとして躍動した。
高い打点からの攻撃を活かすべく、丁寧かつ攻撃的なトスワークでアタッカーを活かす。アウトサイドヒッターの黒後愛とともに、今後、どんなプレーを見せるか期待が高まる。
昨季、本拠地を佐賀に移転した『SAGA久光スプリングス』には、ミドルブロッカーの荒木彩花、渡邊彩が所属する。
もともと育成年代から国際舞台を経験してきたミドルブロッカーも多く、熾烈なチーム内競争を経て、さらにケガからのリハビリも経て代表復帰を果たした荒木と、今季移籍加入が発表された渡邊。攻守の要となるポジションがどれだけ活躍するか。タレント豊富なチームにおいて不可欠なミドルブロッカーの活躍が優勝に向けた鍵を握りそうだ。
VリーグのラストシーズンはV2リーグを制した『ヴィクトリーナ姫路』。女子チーム唯一のプロチームに属するのがアウトサイドヒッターの井上愛里沙と、宮部藍梨だ。
かつては久光でプレーし、その後フランスリーグへ渡り、日本代表でも技巧派の点取り屋として活躍する井上に加え、アメリカ留学で飛躍を遂げ、帰国後に復帰した日本代表ではミドルブロッカーとして新たな可能性も見せている宮部。個々の力、総合力を見てもSV.LEAGUEで必見とも言うべき姫路から、まさに『世界へ』と羽ばたく2人の活躍に期待したい。
J SPORTS 編集部
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