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村元&高橋組がアジア史上最高位となる銀メダルを獲得「私たちはまだまだ進化するポテンシャルを有しています」 | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2022 ペア・アイスダンス レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部RDでは日本の粋と勇壮さで世界を興奮させた村元&高橋組は、FD「ラ・バヤデール」では繊細でクラシカルな美を披露した。本物のバレエの一幕を見ているかのような、濃密な4分間。要素とレベルで計算されるベースバリューだけならグリーン&パーソンズ組を上回り、確固たる技術力も証明してみせた。
「私たちはまだまだ進化するポテンシャルを有しています」と村元は断言し、「2人で表彰台の真ん中に立ちたい。もっといろいろな景色が見たい。そんな意欲が芽生え始めています」と、高橋も未来に目を向ける。まずは3月に、カップルにとって初めての世界選手権で、さらなる進化を見せてくれるはずだ。
3位クリスティーナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ組は、すでに4年先を見据えている。21歳の2人は、カップルを組んで8年。世界ジュニア選手権では銀メダルを手にした経験も持つが、シニアのチャンピオンシップ出場はやはり初体験。
2人にとっては難しいシーズンだった。「たくさんのアップダウン」があり、国内選ではまるで納得の行く演技ができなかった。RDもやはり「上手く行った部分と、行かなかった部分」があった。ただしFDでは「シーズンで最高の演技」ができたと語る。
「自分たちの演技を誇らしく思っています。今大会に向けてメンタル・フィジカル共に、たくさんの準備を積んできました。この成績が、今後4年間の飛躍材料となってくれるよう、願ってます」(ポノマレンコ)
またアメリカの3組目エミリー・ブラッティ&イアン・サマーヴィルは、瑞々しい魅力をリンクいっぱいに振りまいた。つい2週間前の全米選手権出場時には、ISU国際スケート連盟の公式HP内の選手データベースにさえ掲載されていなかったほど……カップル歴の浅いカップルでありながら、結成初年度シニア1年目シニア選手権初挑戦5位と大健闘。グリーン&パーソンズやカレイラ&ポノマレンコと共に、4年後、8年後の活躍を見届けたい。
4年前に銀メダル経験のあるキャロラーヌ・ソシース&シェーン・フィルス組は、RDを表彰台までわずか0.2点差の4位で折り返したが、逆転ならず総合でも4位で終えた。欧州選は3度出場経験があり、今季フランスからカナダへ所属を移動したマリー=ジャード・ローリオ&ロマン・ルギャック組は、FDで転倒。RDから1つ順位を落とした6位で、初めての四大陸選手権を終えた。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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