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ラグビー コラム 2024年10月2日

【ハイライト動画あり】明治大学、日本体育大学を大差で完封。成長を感じる選手のコメントで試合を振り返る。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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POMに選ばれた伊藤龍

9月28日、対抗戦3戦目が小田原で行われた。今年の公式戦では初対戦となる日本体育大学明治大学は先の2戦とメンバーを入れ替えて挑んだ。

試合開始早々、明大はコート右隅のゴールライン手前まで攻め込みラックを形成する。そこからNO8(ナンバーエイト)木戸大士郎主将(文4=常翔学園)が、SO(スタンドオフ)伊藤龍之介(商2=国学院栃木)へパス。

コート左側へキックでボールを送ると、最後は左FL(フランカー)大川虎拓郎(法2=東福岡)がトライを決めた。「試合の導入というところで、いい流れを作ることができて良かった」(大川)。

明大は怒涛の勢いで得点を重ね、前半20分の時点で4トライを挙げ、26-0と点差を広げる。前半23分には再び木戸が強じんなフィジカルを見せつけ、オフロードパスで対抗戦初スタメンの右FL藤井達哉(政経2=東福岡)にボールがつなげる。

そして、後ろから走り込んだSH(スクラムハーフ)田中景翔(文2=常翔学園)がゴールエリア中央付近へグラウンディング。「サポートをつくることを意識しているので、そこでトライを取れたのは良かった」(田中)。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

前半31分、敵陣ゴールライン5m手前からのマイボールラインアウトを安定感をもって成功させると、モールをつくり前進。そして敵陣左側の隙を突き、藤井がグラウンディング。

「自分のベストのプレーすることを意識した。トライできて良かった」(藤井)。ここで、今試合初スタメンの3人の2年生全員がトライを挙げたことになった。「(スタメンに)2年生が多いのはうれしい。自分たちの代になっても全員で出られるように頑張りたい」(藤井)。

明大は前半を通して自陣深くにほとんど攻め込まれることなく、61-0で日体大を突き放し、試合を折り返した。「慶應義塾大学戦でやってきたことが、相手が変わったらできないことはないと思うので、前半からいいゲームができて良かった」(木戸)。

トライを決める金勇

後半も明大の勢いは止まらず、後半3分にWTB(ウィング)白井瑛人が日体大のロングパスをインターセプトし、今試合単独4つ目のトライを決めた。続く9分には敵陣ゴールライン手前で、マイボールラインアウトからモールで押し込み、金勇哲(営4=大阪朝鮮)が抜け出して明大らしいトライの形を見せた。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

【ハイライト動画】日本体育大学vs.明治大学|明治が圧巻の15トライ

その後、今試合初めて約15分程の膠着状態が続いたが、FW(フォワード)、BK(バックス)陣ともに活躍を見せ、後半26分からさらに3本のトライを量産した。試合終了間際、自陣ゴールライン付近まで攻め込まれたものの、ディフェンスの堅さを見せ守り切り、最終スコア101-0で対抗戦3連勝を果たした。

スクラムやラインアウトなど、セットプレーで安定感を見せた明大。「スクラムもどんどん自分たちの組みたい形ができてきている。ラインアウトも春と比べるとクオリティが上がっているので成長を感じる」(LO/ロック佐藤大地・法4=国学院栃木)。

対抗戦4連勝を懸けた次戦の相手は立教大学。「今日出た課題をしっかり明らかにして修正し、自分自身も1つでもレベルアップできるようにやっていきたい」(伊藤龍)。夏合宿を経て対抗戦の中でも成長し、確実に強さを得た明大は『奪還』へ向けて着実に歩みを進める。

文・岩本文乃/写真・久保田諒、森口絵美理(明大スポーツ新聞部)

代替画像

明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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