セブンズ大会独特の雰囲気を楽しもう！6年ぶりに秩父宮で『ジャパンセブンズ』が開催

ジャパンセブンズ2024

男女7人制ラグビー日本代表が出場するパリオリンピックの開幕までまもなくとなる7月15日（月・祝）、東京・秩父宮ラグビー場でセブンズの日本一を決める大会が開催される。

6年ぶりに開催する『なの花薬局ジャパンセブンズ2024』は、リーグワンチームをはじめ、社会人、大学、クラブの計10チームが参加する。なお、今大会は全席無料となっている。

近年では、2013年から2018年まで『ジャパンセブンズ』が行われており、2013年、2014年はリコーブラックラムズ（現・リコーブラックラムズ東京）が連覇、2015年は神戸製鋼コベルコスティーラーズ（コベルコ神戸スティーラーズ）、2016年は大東文化大学が優勝。

2017年、2018年は男子日本代表候補で構成されたSDS（Sevens Development Squad）が優勝している。ワールドカップ日本大会やコロナ禍あり、過去5年間は大会が行われていなかったが、今年、6年ぶりに復活したというわけだ。

社会人チームからは、リーグワンからはディビジョン2に所属するNECグリーンロケッツ東葛のみが出場。丸尾祐資がキャプテンを務め、クリスチャン・ラウイ、松浦康一、藤井達也らが出場する予定だ。リーグワンチームの意地を見せて初優勝を狙いたい。

また、関西で優勝したトップウェストAに所属する大阪府警察ラグビー部（関西セブンズフェスティバル優勝社会人・クラブ・オープンの部）も出場する。

大学生チームは東西の春の大学セブンズ大会で優勝した帝京大学（第25回東日本大学セブンズラグビー大会優勝）、天理大学（2024関西セブンズフェスティバル優勝大学の部）、九州の福岡工業大学（第62回木元杯九州セブンズ準優勝）の3校が出場する。

クラブチームでは、北海道バーバリアンズ（ピリカモシリラグビーセブンズ2024推薦）、サムライセブン（チームサポートパートナー推薦／第14回東日本クラブセブンズ2023優勝）、神奈川タマリバクラブ（東日本クラブセブンズ主催者推薦／第14回東日本クラブセブンズ2023準優勝）の3チームが出場する。

さらに、将来の日本代表候補となりうる選手の強化・育成を目的に編成された男子セブンズTID・AチームとBチームの2チームが出場する。

男子セブンズTIDチームは『ピリカモシリラグビーセブンズ2024』で優勝しており、今回はリーグワン所属の若手選手なども参加し、合宿人数を20人に増やして、AとBの2チーム編成で臨む（※メンバーは下記）。もちろん、両チームともに優勝候補となろう。

◆出場チーム

・北海道バーバリアンズ
・帝京大学
・神奈川タマリバクラブ
・天理大学
・大阪府警察ラグビー部
・福岡工業大学
・NECグリーンロケッツ東葛
・サムライセブン
・男子セブンズTID Aチーム
・男子セブンズTID Bチーム

大会は参加10チームによるトーナメントを行い、順位を決定する。グリーンロケッツ東葛と大阪府警ラグビー部がシードされて、1回戦は午前9:30から、天理大学vs.北海道バーバリアンズ、帝京大学vs.神奈川タマリバクラブが行われる。

2回戦は10:14からサムライセブンズvs.男子セブンズTID・Bチーム、男子セブンズTID・Aチームvs.福岡工業大学の2試合が行われたあと、インターバルを挟んで、午前11:38からNECグリーンロケッツ東葛と大阪府警察ラグビー部が、1回戦の勝者と対戦する。

そして敗者同士の対戦が行われたあと、午後1:46から準決勝、順位決定戦が行われ、そして午後4:40から決勝が開催され、1位から10位までの順位を決める。なお、賞金大会として、優勝チームには賞金150万円、準優勝チームには50万円が贈られる。

★トーナメント表はこちら（日本ラグビー協会／PDF）
★大会日程はこちら（日本ラグビー協会）

セブンズと言えば、お祭り気分も味わえるのが醍醐味の1つだ。売店やキッチンカーもオープンし、正面広場では昔ながらの縁日遊具で楽しめるスペースや、国内女子大会の「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」の展示や、コンコースには男女セブンズ日本代表応援企画「デジタルヨセガキ－パリにエールを届けよう！」も設置される。

また、午後0:25頃からは吉本芸人の中川家さん、しんやさん、タケトさんが登場して「ラグビー芸人トークショー」が、午後3:00頃からはレスリングの土性沙羅さん、ソフトボールの渥美万奈さん＆峰幸代さんといった金メダリスト、そして男子セブンズ日本代表の坂井克行さんが出席し、築城昌拓さんMCによる「アスリートトークショー」も実施される。

1dayトーナメントである「なの花薬局ジャパンセブンズ2024」は、セブンズ独特の大会の雰囲気を楽しみながら、日本最高峰のセブンズを見る絶好の機会となろう。

◆男子セブンズTID合宿参加メンバー

阿曽有馬（近畿大学）
岩本総司（同志社大学）
エピネリ・ウルイヴァイティ（三菱重工相模原ダイナボアーズ）
大野莉駒（日本体育大学）
加島優陽（筑波大学）
北山絢大（中国電力レッドレグリオンズ）
古賀剛志（日本体育大学）
後藤翔大（日本大学）
坂本琥珀（東洋大学）
佐藤亮吾（秋田ノーザンブレッツRFC）
ツヨシ・ジニングス（クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）
モセセ・ソキベタ（秋田ノーザンブレッツRFC）
高井良成（NECグリーンロケッツ東葛）
土橋郁矢（レッドハリケーンズ大阪）
中野剛通（トヨタヴェルブリッツ）
星遥大（関東学院大学）
松島聡（クリタウォーターガッシュ昭島）
桃田涼平（同志社大学）
山口泰輝（レッドハリケーンズ大阪）
大和哲将（明治大学）

文：斉藤健仁