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スクラムは充実。高い遂行力を発揮し、高確率でチャンスをモノにした。
開始直後、早稲田大はこの日も強固なスクラムで魅せた。早稲田大は敵陣の自軍投入スクラムでプッシュ。ペナルティをもらい展開攻撃。
右隅までボールを運び、折り返しながらCTB金子礼人を後方で走り込ませる。縦突進と横展開の合わせ技で、FB池本晴人が鮮やかに先制トライを奪った。
大会初勝利を狙う法政大も、中盤でキックを効果的に使いながら前半7分、中盤でフェーズアタック。
早稲田大は激しいブレイクダウン・ワークをみせ、法政大は対照的にテンポが出ない。法政大はペナルティに助けられて敵陣22mに入るが、この日はラインアウトが不安定だった。
空中戦でミスが起きると、ここから早稲田大がさらに2連続のペナルティ。
敵陣に入ると、ブレイクダウンの連取からSH細矢聖樹が高速パスアウト。ふたたびFB池本晴人が個人技をおりまぜて前半14分に連続トライ。
さらに1トライを追加した早稲田大。敵陣3度のチャンスで3トライを挙げる快調ぶりで、開始20分で3トライ19得点を奪った。
前半40点ペースだった早稲田大だが、直後から自陣での反則により失速する。法政大はLO上杉太樹を中心に敵陣ラックにプレッシャーをかけてターンオーバー。得点機を呼び込んだ。
しかし早稲田大は集中力を切らさず、的確なタックルを繰り返しインゴールを守り切った。かたや法政大は序盤からのラインアウト・ミスが続き、前半は結局得点ができず。
かたや早稲田大はスクラムのペナルティから敵陣へ。強制的に相手を後退させると、アタックではスペースへの直線的な仕掛けから優勢となる。
決定的な仕事をするFB池本晴人の突破&オフロードパスで、最後は機動力あるHO安恒直人が前半4本目。前半を26-0で終え、後半へ入った。
ラグビー 関東大学春季交流大会2024 Aグループ
【ハイライト動画】早稲田大学 vs. 法政大学
後半、早稲田大のプレー強度・精度は持続的だった。
自陣からの積極展開するようになった早稲田大。機動力溢れるタックラー、FL田中勇成のゲインを足場するトライなど、さらに2本を追加してリードを大量40点とする。
ほぼ勝利を手中にした早稲田大、この日の失点は直後のキックオフだった。
後半20分、40失点した法政大はキックオフでWTB松田陸空らがパイルアップを誘う好守をみせる。敵陣スクラムを得ると、ここからFL佐野祐太がパワフルなピック&ゴーでゴールラインに迫る。
するとこの日背番号8を任された細川幹太が、ピックでトライを奪取。FW戦でスコアし、この日チーム初トライ。チャンスでの圧力は迫力があった。
ただ攻守の精度、圧力の優位は変わらず。
アカクロ軍団は早稲田実業出身の小兵FL田中勇成が、ジャッカル、相手をタッチに押し出すタックルなど、終盤まで守備の要として機能。
終盤はLO栗田文介が武器のキャリーでトライを奪うなど2トライを追加。法政大のその後の反撃は、相手の自陣展開のインターセプトのみだった。
得点は前後半で4トライ26得点ずつ。高いクオリティを保った早稲田大が、最終スコア52-14で4勝目を飾った。
これで4敗となった法政大は6月23日(日)、4敗同士の流通経済大学戦で大会初勝利を狙う。
唯一4戦全勝の1位早稲田大の次戦は、優勝が決める天王山だ。6月16日(日)、早稲田大学グラウンドに2位(3勝1分)の帝京大学を迎える。
春の王者はどちらか。スクラムバトルの行方は。必見のキックオフは日曜日の13時だ。
文:多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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