人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2024年5月31日

開幕2連勝の明治大学、新潟の地で宿敵・早稲田大学との一戦に挑む。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
  • Line

昨年度の対抗戦「明早戦」での木戸主将

初戦の流通経済大学戦、2戦目の法政大学戦をどちらも大差をつけた完勝で終え、今年度の関東大学春季交流大会も、順調な滑り出しを見せた明治大学。

そして今週末、宿敵・早稲田大学との大注目の一戦を新潟県デンカビッグスワンスタジアムで迎える。昨年度、公式戦での対戦成績は明大の2勝0敗。黒星が付くことはなかったものの、どちらも実力の拮抗した試合内容となっている。まずは、昨年度の公式戦2戦を振り返っていく。

昨年度の春季大会では、熊本地震の復興支援のために熊本県えがお健康スタジアムで行われた。初の熊本県開催となった明早戦ということもあり、会場には5000人を超えるラグビーファンが駆け付け、選手たちに熱い声援を送った。

前半は明大が主導権を握り、抜群のディフェンス力で相手のトライを1本に抑えるも、後半で早大が意地を見せ反撃。それでも明大がリードを守り切り、45-24で春の明早戦を制した。

関東大学対抗戦での伝統の一戦は、雲一つない晴天の冬空の下、聖地・国立競技場での開催となった。スタンドのファンや、OB、OGとの校歌の大合唱が会場中に響き渡り、熱気にあふれた空気感の中で試合は幕を開けた。

明大は試合序盤からFW(フォワード)、BK(バックス)ともに圧倒的な攻撃力で、次々とトライを重ねていく。また、春の一戦と同様に見事な守備力も見せ、早大をノートライに抑えると、27-3の完璧な形で前半を終えた。

後半も攻撃の手を緩めることなく明大が追加点を挙げていくも、途中から状況が一変。早大の意地が感じられる怒涛の連続3トライもあり、一時は8点差まで追い上げられる展開に。

それでも、すぐさま明大がトライを取り返し、早大の逆転ムードをかき消すと、そのままの勢いで点差を守り切り勝利。58-38という明早戦史上最多得点となる激しい攻防の末、両者のプライドを懸けた熱い一戦を制してみせた。

昨年度の2試合を振り返ってみると、どちらも前半は明大ペースで圧倒するも、後半で危うい点差まで追い上げられ、早大に反撃を許す展開となっている。明早戦は互いの意地と意地がぶつかり合うプライドをかけた戦い。

そのため、少しの油断や気の緩みが命取りとなる。いかに明大が試合を通して集中力を保ち続け、後半開始後も攻守ともに高いクオリティを維持できるか。それが伝統の一戦を制するカギの1つとなる。

また、今試合では明大BK陣の爆発にも期待したい。先週末に山形県のNDソフトスタジアム山形で行われた慶應義塾大学との招待試合では、思うようにBK陣までボールを回せず真価が発揮できなかった。

昨年度の春季大会「明早戦」での安田

今年度のBKリーダーを務める安田昂平(商4=御所実)は、「それぞれ悔いや課題が残っていると思う。もっとBKからチームにしてあげられるプレーを多く増やしていきたい」(安田)と慶大戦でのプレーを反省。

BKで横に展開するラグビーが代名詞とされることが多い早大を相手に、明大BK陣はどのようなプレーを見せてくれるのか。そこも今試合の見どころの1つとなるだろう。

ついに日曜に迫った春の明早戦。北陸の地・新潟県を舞台に、今年度最初の伝統の一戦の幕が切って落とされる。「早稲田は強いし、メンタルの部分も変わってくる。自分がいつも通りのプレーをすることで、明治スタンダードを出し、春からしっかり勝っていきたい」(NO8/ナンバーエイト木戸大士郎 主将・文4=常翔学園)。

6年ぶりの全国大学選手権優勝を狙う明大の、王座『奪還』への一歩となるか。注目の一戦から目が離せない。

文:久保田諒/写真:廣末直希、安室帆海(明大スポーツ新聞部)

代替画像

明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ