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ラグビー コラム 2024年5月10日

流通経済大学、2週間前から成長した姿を見せたい早稲田大学戦。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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流通経済大学フィフティーン

4月下旬から始まったラグビー関東大学春季交流大会。関東大学対抗戦とリーグ戦の上位3チームが総当たりで対戦するAグループは、5月12日(日)が第2節となる。

茨城・流通経済大学第1グラウンドでは、流通経済大学(昨季リーグ戦2位)と早稲田大学(昨季対抗戦3位)が対戦する。流通経済大学にとっては2戦目、早稲田大学にとっては初戦となる。

4月28日の初戦は序盤こそ競ったが、明治大学に38-89と大敗してしまった流通経済大学の池英基監督は、先発15人中7人を替えてきた。なお、26人中7人が流通経済大柏高校出身選手(以下※印)となった。

FW(フォワード)の第1列、PR(プロップ)土屋英慈(3年※)は引き続き先発するが、女子日本代表の長田いろは(アルカス熊谷)の弟、長田士導(3年)、HO(フッカー)小澤天(2年※)は控えから昇格。LO(ロック)はキャプテンのシンクル蓮(4年)が先発し、左LOに中野莉音(2年)が今春初登場する。

バックローはチーム随一の突破力を誇るNO8(ナンバーエイト)ティシレリ・ロケティ(3年)は引き続き先発となったが、FL(フランカー)永井伊吹(4年)、島田幹大(3年)の2人は、控えから先発に上がった。

BK(バックス)はSH(スクラムハーフ)幸妻怜治(3年)、副キャプテンSO(スタンドオフ)佐々木開(4年)のハーフ団は変わらず、CTB(センター)はベンチから上がった如澤海流と横山伊織(※)の4年生がコンビを組む。

WTBアポロサ・デレナラギ(流通経済大学)

バックスリーはエースのWTB(ウィング)アポロサ・デレナラギ(2年)とベンチから昇格した加藤アディナン(2年※)。そして、最後尾のFB(フルバック)には前節WTBだった中村楓馬が回った。

控えを見るとPR土方倖矢(※)と、FB手嶋風碧(浮羽究真館出身)の1年生2人が初めてメンバー入りを果たした。他には、HO松尾燎治(3年)、PR本間宇輝(2年)、LO園田虎之介(2年)、FL/NO8深山和輝(3年※)、SH藤田偉央(3年※)、SO/CTB紺井大士(3年)、SO/FB大野遼太郎(2年※)、FL原創之介(2年)、WTB/FB辻原悠輝(2年)がベンチに入った。

流通経済大学、初戦の明治大学戦はセットプレーで苦戦

前節後、「(シーズンが始まって)2ヶ月は土台となるフィジカル、フィットネスをやってきた。組織ディフェンスはほとんどやっていないが、ボールを動かしてアタックしていく可能性は見えた」と池監督が話していた。

その言葉通り、流通経済大学はどこからでもボールを動かすアタックには自信を持っているだけに、春季大会2戦目はディフェンスでどこまで粘れるかが焦点となろう。

一方、昨季は大学選手権準々決勝で敗退した早稲田大学。5月5日には佐賀での招待試合で、ライバルの慶應義塾大学と戦い、52-27で制した。

大田尾竜彦監督は、その「早慶戦」から2トライを挙げたWTB高柳壮史(3年)をメンバー外、PR山口湧太郎(3年☆)を先発に上げた以外の13人は変更せず、「JAPAN TALENT SQUAD」に選ばれたキャプテンHO佐藤健次(4年☆)と、FB矢崎由高(2年☆)ら主力が先発した。なお、桐蔭学園出身選手(☆印)が6人メンバー入りした。

FWは上記の選手以外、PR亀山昇太郎(4年)、LOは西浦剛臣(4年)と昨季のU20日本代表の栗田文介(3年)の2人、FLは田中勇成、粟飯原謙(☆)の3年生の2人、NO8には高校日本代表でキャプテンを務めた、1年の城央祐(☆)が入った。

BKはSH宮尾昌典、SO吉岡麟太朗の4年生ハーフ団、CTB(センター)は黒川和音と福島秀法の3年生コンビ、WTBには鈴木寛大(2年)と、ベンチから上がったWTB杉野駿太が入った。

控えにはHO安恒直人(4年)、PR杉本安伊朗(2年)、新井瑛大(2年)、LO鈴木風詩(4年)、FL中島潤一郎(3年☆)、SH糸瀬真周(3年)、CTB野中健吾(3年)、WTB三浦哲(4年)、FL萩原武大(3年)、CTB金子礼人(3年)、CTB池本晴人(2年)が入った。

今季、スローガンを「BEAT UP」と掲げて、1月9日から練習を開始した早稲田大学は、スキルやフィットネス、スキル練習、スクラム練習に重きを置いており、3月末から本格的なラグビー練習を始めたという。セットプレーからBKにいいボールを供給してペースを握りたい。

なお、昨季の春季大会でも両者は対戦しており、早稲田大学が50-31で乱戦を勝利している。

ホームの流通経済大学が、2週間前から成長した姿を見せて春季大会初勝利なるか。それとも早稲田大学が春季大会初戦を白星で飾るか。いずれにせよアタックに力のあるチームの対戦はトライの取り合いになるはずだ。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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