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ラグビー コラム 2023年10月31日

よしもと芸人がリーグワンを全力応援!「ラグビーキックオフツアー!」発表会見

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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よしもと芸人がリーグワンを全力応援

12月9日(土)のリーグワン開幕に際し、吉本興業のお笑い芸人が「ジャパンラグビーリーグワン新シーズン開幕直前よしもと芸人が全力応援!ラグビーキックオフツアー!」と題したイベントを実施。

各地のイオンモール特設ステージや、よしもと幕張イオンモール劇場で、ラグビー初心者にもその魅力を伝えるツアーが開催され、ラグビーの体験会なども行われるという。その概要発表記者会見が、10月31日(火)に東京都内で開催された。

ジャパンラグビー リーグワン23/24

このツアーは11月23日(日・祝)に愛知(イオンモール名古屋茶屋センターコート/13:00と15:00)、11月25日(土)福岡(イオンモール大牟田ありあけコート/13:00と15:00)、11月26日(日)千葉(イオンモール幕張新都心グランドコート/13:00と14:30、よしもと幕張イオンモール劇場/16:00)で開催される。

記者会見にはお笑い好きだという、リーグワンの東海林一専務理事、「ラグビー芸人」として知られる中川家・礼二さんやケンドーコバヤシさんを筆頭に、レイザーラモンRGさん、スリムクラブ、しんやさん、いぬ、そして「ラグビー応援芸人」として、未経験者のジェラードン、鬼越トマホーク、ミキ、紅しょうが、蛙亭・中野さんが登壇。MCはムーディー勝山さんが担当した。

MCのムーディー勝山さん

ムーディー勝山さんからリーグワンの概要と「今年は記念すべきラグビーイヤーとなりました。ワールドカップフランス大会の盛り上がりそのままに、12月9日、日本最高峰のリーグワンの新シーズン開幕に向けて、ラグビーを愛する吉本芸人がリーグワンの魅力をあらゆる世代に伝えるべく全力で応援します!」と宣言。

リーグワンの東海林専務理事は「吉本興業とリーグワンが共同で行うキックオフツアーの目的は、多くのみなさんにラグビーのすばらしさ、楽しさを知ってもらうことにあります。吉本芸人のお笑いの力と、ラグビー愛をたくさんの人々の心に伝えて、ラグビー場に足を運ぶ、そしてテレビ、ネットで観戦するきっかけになればうれしい」と挨拶した。

ラインアウトのリフト体験

その後は、「ラグビー芸人」と「ラグビー応援芸人」が一緒になってパスの交換、ラインアウトのリフト体験、スクラム経験などが行われた。また、帝京大学ラグビー部出身のしんやさんからは『よしもとベストフィフティーン』と題したラグビー応援選抜芸人「よしもとゴールデン街ズ歌舞伎町」の紹介、リーチ マイケル選手(東芝ブレイブルーパス東京)のものまねで登場したレイザーラモンRGさんによる「ラグビーあるある」もあった。

リーチ マイケル選手に扮したレイザーラモンRGさん

リーグワンの推し選手を聞かれて、4人のラグビー芸人は、「ニュージーランドのSO(スタンドオフ)/FB(フルバック)ボーデン・バレット選手、SH(スクラムハーフ)アーロン・スミスのハーフ団が一緒にトヨタヴェルブリッツに行くので応援したい。推しチームを見つけて、自分の好きなチームを応援するのがリーグワンの地域密着なんで、いいかなと思いますね!」(しんやさん)。

「南アフリカ代表のSHファフ・デクラーク選手(横浜キヤノンイーグルス)が、やっぱりすごい。見た目は中古レコード屋の店員さんみたいな、奥でギター練習していて、全然接客してくれない人みたいな感じ(笑)。ちっちゃいんですけど、一番気が強い。選手間でも揉めた時、真っ先に行っちゃう」(ケンドーコバヤシドーさん)。

「ジャパンの選手はもちろんですが、やっぱりオールブラックスにいたコベルコ神戸スティーラーズのLO(ロック)ブロディ・レタリック選手ですね。あと、南アフリカ代表のLOフランコ・モスタート(三重ホンダヒート)とか、2m超えの本当のデカさを生でぜひ見ていただきたい」(中川家・礼二さん)。

「南アフリカ代表WTB(ウィング)チェスリン・コルビ(東京サントリーサンゴリアス)。ちっちゃいんですが、子供たちもこんな身体でもあんなに活躍できるなと。あのスピード。軽量化しすぎたミニ四駆みたい。あの疾走感を感じてほしいですね」(スリムクラブの眞栄田さん)。

よしもとベストフィフティーン

また、今季のリーグワンの優勝予想を聞かれて、スリムクラブの眞栄田さんは「全チームで優勝します(苦笑)」、中川家・礼二さんは「僕は(昨季3位の)横浜キャノンイーグルス。デクラーク選手がいて、元代表の田村優選手もいるので、是非、1位狙っていただきたい」。

しんやさんは「僕は合宿に行って盛り上げている埼玉パナソニックワイルドナイツ。昨季の逆襲といいますか。すごく仲良く、楽しくやっているので頑張れって思っていますね。トライ!」と話した。

最後に改めて、ラグビー魅力について聞かれて、経験者である中川家・礼二さんは「人と人がぶつかる音がします。会場に行ってみないと聞けないんで、体験していただきたい」とコメント。

同じく経験者のケンドーコバヤシさんは「ノーサイドがほんまのノーサイドで、意外とスタジアムの近くのパブに行ったら両チームで一緒にビール飲んでいたりする。格好いいですよね。それ見たらほんまにノーサイドやねんって。やっぱり選手の気持ちのかっこよさが伝わっていいな」と目を細めた。

最後は「ワンチーム!」のポーズと掛け声で会見を締めた。今後もリーグワンは吉本興業の「ラグビー芸人」「ラグビー応援芸人」の力を借りつつ、ラグビーの魅力を伝えていく。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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