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ラグビー コラム 2023年10月6日

首位通過を決めたいウェールズ、昨年僅差で敗れたジョージアと対戦

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビーワールドカップ(RWC)フランス大会のプール戦は大詰めを迎えている。激戦となっているプールCは、10月7日(土)、ナントのスタッド・ド・ラ・ボージョワールで、1位のウェールズ(勝ち点14)と4位ジョージア(勝ち点3)が対戦する。ウェールズはすでに2位以上で決勝トーナメント進出を決めているが、ジョージアから勝ち点1以上をあげれば1位通過が確定する。ジョージアはすでにプール戦での敗退が決まっているが、世界のラグビー界での存在感を高めるため、自国のラグビーの未来のため、誇り高く戦うだろう。

両チームは、2022年11月19日、ウェールズのホームであるカーディフのプリンシパリティ・スタジアムで対戦し、ジョージアが両国の対戦史上初めて勝っている。スコアは13-12。劇的な逆転勝利で、10-12と2点差を追いかけていた後半36分、スクラムで反則を誘い、交代出場のSOルカ・マトカヴァがPGを決めた。今回もジョージアのスクラムが優位に立てばロースコアの僅差勝負になる可能性がある。ここでウェールズが逆に圧力をかけるようだと点差が開く可能性もあるのだが。

 

ウェールズはジョージア戦のメンバーを今週早々に発表した。オーストラリアに勝利したメンバーからFWで3人、BKで3人のメンバーを変更。HOデヴィ・レイクはキャプテンとしてポルトガル戦以来の先発。LOダフィド・ジェンキンスもポルトガル戦以来、今大会2度目の先発。オープンサイドFLは昨年代表デビューのトミー・レッフェルが務める。ハーフ団はSHトモス・ウィリアムズ、SOガレス・アンスコムのコンビ。WTBリオ・ダイアーは今大会2度目の先発出場だ。

今大会のあと、アンスコムは東京サントリーサンゴリアスへ、FBリアム・ウィリアムズはクボタスピアーズ船橋・東京ベイに加入することが決まっており、その活躍も楽しみだ。2022年にジョージアに敗れた先発15人から残っているのは6人(PRガレス・トーマス、LOダフィド・ジェンキンス、NO8タウルペ・ファレタウ、SHトモス・ウィリアムズ、CTBジョージ・ノース、WTBルイス・リース=ザミット)。汚名返上の試合でもある。

 

ジョージアは、12-17で敗れたフィジー戦から先発メンバーで5人の変更。FWではPRグラム・ゴギチャシヴィリ、HOシャルヴァ・マムカシヴィリが先発復帰。ここ2試合はリザーブからの出場だったLOノダール・チェイシヴィリが4番で先発。キャプテンのメラブ・シャリカゼは12番のCTBで先発復帰し、99キャップ目となる。FBラシャ・クラマゼは96キャップのベテランで、2011年のRWCニュージーランド大会、2019年の日本大会に出場したが、今大会は初登場だ。NO8トルニケ・ジャラゴニアはディフェンス面で目立っており、今大会48回のタックルを決めている。ウェールズに対してもキーマンの一人だ。

昨年、ウェ―ルズに勝利した出場メンバーでは、リザーブも含めて23人中15人がメンバー入り。11名が先発する。その中には勝利を決めるPGを決めたSOルカ・マトカヴァもいる。ウェールズが首位通過を決めると、プールD2位と準々決勝で戦うことが決まっており、日本代表がアルゼンチンに勝てば対戦する。日本代表のベスト4を占う意味でも注目の一戦だ。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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