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ラグビー コラム 2023年9月10日

【ハイライト動画あり】悲願の決勝トーナメント進出に向けイタリアが好発進。ナミビアも果敢な攻守でスタジアム沸かせる。ラグビーワールドカップ2023プールAレビュー。

ラグビーレポート by 直江 光信
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ラグビーワールドカップ イタリア対ナミビア

悲願の決勝トーナメント進出に向け好スタートを切ったイタリア

最終スコアは52-8。しかし敗れたナミビアもなすすべもなく屈したわけではなかった。前半はシンビンによる一時退場者を出しながら8-17で折り返し、時計が80分を回った後も死力を尽くして果敢にトライを狙いにいった。あらゆる局面のあらゆる選択に、この舞台で戦う覚悟と誇りがにじむ。そんなワールドカップの醍醐味を感じさせる一戦だった。

開始4分にナミビア、8分にイタリアがPGを決め合う立ち上がりの中、最初のトライが生まれたのは11分だ。FBトンマーゾ・アランの50-22キックでイタリアが相手陣22メートル線内でマイボールラインアウトを得ると、力強くモールを押し込む。一度目は取り切れなかったがコラプシングによりナミビアHOトルステン・ファンヤースフェルトをシンビンに追い込み、二度目は難なく押し切ってNO8ロレンツォ・カンノーネがゴールラインを越えた。

15分には、HO不在でナミビアのラインアウトが乱れたところを逃さずターンオーバー。すぐBKに振ってSOパオロ・ガルビシが防御のギャップを鋭く走り抜ける。FBアランがコンバージョンを決め、イタリアのリードは17-3に広がった。

ひとり少ない状況で立て続けの失トライ。流れが一気に傾きそうな時間帯だったが、ナミビアもここから意地を見せる。鋭い出足のディフェンスで圧力をかけてイタリアのラインアタックを寸断すると、21分にスクラム起点の連続攻撃でオーバーラップを作り出し、WTBゲースウィン・ムートンが右コーナーにフィニッシュ。一人ひとりの気迫が立ち上るトライでムードを変える。

その後は観客席の後押しも受けてナミビアが勢いに乗り、たびたび見せ場を作った。渾身のタックルでたびたびイタリアのエラーを誘い、ボールを奪えば迷いなく突破を図る。33分以降は相手陣22メートル線内に攻め込み、テンポのいい連続攻撃でゴールラインに迫った。

しかし、シックスネーションズで数々のハイプレッシャーゲームを経験しているイタリアはたくましかった。フラストレーションから強引な攻めでたびたび好機を逸するも、ディフェンスでは厳しいヒットとスペースを埋める高い意識を維持し、決定的な場面を作らせない。追加点は許さず、17-8で前半を折り返した。

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