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ラグビー コラム 2023年8月18日

前年度の選手権ファイナリスト2校が今季2度目の激突。シーズンを占う夏合宿注目の一戦、帝京×早稲田戦プレビュー。

ラグビーレポート by 直江 光信
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あくまで夏合宿のトレーニングマッチ。とはいえ、双方にとって単なる練習試合にとどまらない大切な意味を持つ一戦だ。

6月25日の関東大学春季大会での対戦時は、帝京大学が60-21で早稲田大学に大勝を収めている。2か月後の再戦でふたたび帝京が圧倒すれば、プレー、メンタルの両面で優位性は決定的なものになるだろう。早稲田にとっては快走するトップランナーを射程圏内にとらえておくために、確固たる手応えをつかまなければならないゲームとなる。

8月10日に菅平での夏合宿をスタートさせた帝京は、ファーストマッチとなった16日の天理大学戦に43-28で勝利した。立ち上がりの10分で2トライを先行される展開にもまったく動じず、ゲームの中で改善点にすばやく対応して流れを立て直した試合運びは、あらためてチームの揺るぎない地力を感じさせた。前後半でメンバーを総入れ替えするなどまだまだ余力を残した内容で、ここからさらに上昇曲線を描いて成長していくことを予感させる。

目を引いたのは、攻守とも厳しくプレッシャーをかけ続ける中で相手に隙が生じた瞬間にたたみかける集中力とゲーム理解の深さだ。その土台となるフィジカリティとスキル、フィットネスも、学生レベルを超越している。選手権9連覇の金字塔を打ち立てた黄金期の凄みが完全に戻ってきた印象だ。

一方、同じ8月10日から菅平に入った早稲田は、これがAチームの合宿初戦となる。前回対戦時の課題をいかに克服し、完敗を喫した相手にどのように対抗するのか。この8週間の取り組みの真価が問われる一戦といえるだろう。

6月25日のゲームではスクラムをはじめとするFW戦で劣勢を強いられ、ゲインラインバトルで終始食い込まれたことが、トライ数3対10の完敗の要因となった。サイズとパワーで上回る帝京がいったん前に出始めれば、勢いを断ち切るのは難しい。攻守とも出足の早さで上回り、常にゲインラインより前で接点を作ることが、この試合の最大のテーマとなる。

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