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ラグビー コラム 2023年6月1日

今シーズンの覇権争いの流れが決まる大一番。関東大学春季大会Aグループ、明治大×帝京大戦プレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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戦力面を見ると、昨季最終戦となった大学選手権準決勝のスターター15人中卒業したのは4人で、例年以上に経験豊かな実力者がそろう。とりわけ新4年生に前年からのレギュラーが多い(7人)点は、今季のチームの強みとなるだろう。各ポジションに学生トップクラスの俊英を擁し、FWとBKのバランスもいい。「強いセットプレー、強いフィジカル、『前へ』という言葉が表すモメンタム。そういったものを生かしながら、明治らしいラグビーに立ち返る」。神鳥裕之監督は就任3年目のシーズンにかける意気込みをそう表現する。

明治大学スターティングメンバー

帝京大学スターティングメンバー

発表された両軍の登録メンバーを見ていくと、注目のマッチアップが満載の楽しみなラインアップとなった。FW第1列は帝京大がPR平井半次郎、HO江良颯、PR上杉太郎、明治大がPR中山律希、HO松下潤一郎、PR為房慶次朗という並びで、LO陣は本橋拓馬と尹礼温、山本嶺二郎と佐藤大地のコンビ。このタイトファイブのセットプレーの攻防が、ゲーム展開の鍵を握る。青木恵斗奥井章仁延原秀飛と、森山雄太、福田大晟、利川桐生のバックロー勢は、ブレイクダウンをはじめあらゆる局面で激しいバトルを繰り広げるだろう。

試合を組み立てるHB団は、帝京大がSH李錦寿にSO井上陽公、明治大はSH萩原周とSO伊藤耕太郎のペア。これまでの戦いからもう一段プレッシャーが上がる中、それぞれがどうチームをコントロールするか注目だ。ミッドフィールドでは久木野太一、戒田慶都の帝京大CTBコンビが、明治大の廣瀬雄也、山田歩季に対峙する。バックスリーはWTB高本とむ、WTB青柳潤之介、FB小村真也と、WTB西川賢哉、WTB安田昂平、FB池戸将太郎のトリオ。いずれも決定力とキッキングゲームの強さをあわせ持つ強力な布陣だ。

なおラグビーワールドカップ2019で日本代表のアイルランド代表撃破の舞台となったエコパスタジアムで両校が対戦するのは、これで3年連続。一昨年は帝京大が32-28、昨年は明治大が35-26で勝利しており、2021年度はこの試合をきっかけに上昇気流をつかんだ帝京大が、4シーズンぶりに頂点へと駆け上がった。両校ともその試合に出場している選手が数多く残っており、このカードの重みは熟知しているはず。熱戦必至だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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