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ラグビー コラム 2023年3月9日

金曜夜は同じ勝ち点で並ぶ、リコーブラックラムズ東京vs.コベルコ神戸スティーラーズの対戦。ジャパンラグビー リーグワン第11節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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リコーブラックラムズ東京vs.コベルコ神戸スティーラーズ

「NTTジャパンラグビー リーグワン」ディビジョン1、第11節となる3月10~12日はクロスカンファレンスマッチの最終戦が行われる。10日(金)の夜は、東京都・秩父宮ラグビー場で、7位につけるホストチームのリコーブラックラムズ東京(4勝6敗、勝ち点19)が、8位のコベルコ神戸スティーラーズ(4勝6敗、勝ち点19)を迎える。

今シーズン、善戦するもなかなか上位陣相手に勝つことができず、第5節から4連敗と苦しい状況が続いたブラックラムズ。しかし、第9節の花園近鉄ライナーズに10トライを挙げて64-10、前節のNECグリーンロケッツ東葛戦では、7トライを重ねて54-7と勝ち点5ずつを獲得する2連勝で、調子が上向いてきた。

前節の試合後の会見、「選手がタフな1カ月を過ごし、その中でも止めずにハードなトレーニングを続けてくれて、ここ2週間はそのご褒美でしっかり結果を出せてうれしく思う」と語っていたピーター・ヒューワットHC(ヘッドコーチ)は、グリーンロケッツ戦からBK(バックス)2人の先発を変更にとどめた。

リコーブラックラムズ東京

FW(フォワード)に変更なく、第1列はPR(プロップ)谷口祐一郎と宗像サニックスでプレーしていたパディー・ライアン、HO(フッカー)は3試合続けての先発となるルーキーの佐藤康(天理大学出身)の3人。

LO(ロック)はベテラン柳川大樹とファカタヴァタラウ侍の2人、バックローはFL(フランカー)アマト・ファカタヴァとブロディ・マクカラン、NO8(ナンバーエイト)は元イングランド代表のネイサン・ヒューズが務める。

BKはSH(スクラムハーフ)山本昌太に代わり、前節2トライを挙げた高橋敏也が入り、SO(スタンドオフ)堀米航平とハーフ団を組む。CTB(センターは)元ウェールズ代表のハドレー・パークスと池田悠希のコンビ。

WTB(ウイング)は前節ハットトリックを達成し、POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に選ばれたネタニ・ヴァカヤリアと、今季初先発となる栗原由太、FB(フルバック)にはゲームキャプテンのマット・マッガーンが入った。

リザーブにはHO小池一宏、PR西和磨、笹川大五、LOジョシュ・グッドヒュー、FL湯川純平、SH南昂伸、SOアイザック・ルーカス、WTB・CTBロトアヘアアマナキ大洋が控える。ブラックラムズとしては、好調のアタック力でトライを重ねてホストのファンに勝利を届けたいところだ。

一方、前節は東芝ブレイブルーパスに12-51で敗れて連敗、プレーオフ進出が厳しくなったスティーラーズ。「順位表を気にするのではなくて、次の試合に向けて修正していけるか、という部分にフォーカスしたい」と試合後にコメントしたニコラス・ホルテンHCは、FW3人、BK3人と先発メンバーを大きく入れ替えた。

コベルコ神戸スティーラーズ

FW第1列は新人の前田翔(東海大学出身)に代えて、ベテランのPR山下裕史が入り、PR中島イシレリ、HO松岡賢太とフロントローを構成する。LOは前節でFLに入った今村陽良が張碩煥に代わり、203cmのJD・シカリングとコンビを組む。

FLはサウマキ アマナキがベンチに下がり、アーリーエントリー制度で加入し、先週のブレイブルーパス戦においてNO8デビューしたティエナン・コストリー(IPU環太平洋大学出身)が6番に入り、7番にはキャプテンの橋本皓が復帰、NO8は元南アフリカ代表のマルセル・クッツェーが務める。

BKはベテランのSH日和佐篤、SOには日下太平に代わって2019年のワールドカップ日本代表のラファエレ ティモシーが入った。CTBはリチャード・バックマンからマイケル・リトルが先発に上がり、濱野隼大とコンビを組む。WTBは山下楽平からアタアタ・モエアキオラとなり、井関信介と両翼を担う。FBは引き続き日本代表のベテラン山中亮平が務める。

控えには新人のHO酒木凜平(大東文化大学出身)、サウマキの他、日本代表経験者のPR山本幸輝具智元、LO小瀧尚弘、さらにBKはSH徳田健太、今季初のメンバー入りとなったCTB池永玄太郎、CTB/WTB林真太郎が名を連ねた。

2連敗中の平均失点は約50点と、スティーラーズはディフェンスの修正が急務だ。今週はショートウィークの中で、どこまで改善し、得点力あるチームに対してクロスゲームに持って行けるかがキーとなろう。

昨シーズンはスティーラーズが56-21で勝利し、一昨年の最後のトップリーグでも20-19とスティーラーズが競り勝つなど、現在スティーラーズが公式戦4連勝中だが、2017-18シーズンはブラックラムズがリーグ戦、順位決定トーナメントともに勝っている。リーグ戦およびプレーオフでの通算成績はスティーラーズの13勝、ブラックラムズが5勝だ。

勝ち点19で並ぶリコーブラックラムズ東京とコベルコ神戸スティーラーズの対戦は、3月10日(金)午後7:00から東京都・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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