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ラグビー コラム 2023年2月3日

東芝ブレイブルーパス東京と東京サントリーサンゴリアス、激戦必至の「府中ダービー」は接点のバトルがカギ。ジャパンラグビー リーグワン第7節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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東芝ブレイブルーパス東京vs.東京サントリーサンゴリアス

「NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23」のディビジョン1は、交流戦の2戦目となる第7節が2月4日(土)5日(日)に行われる。

東京・秩父宮ラグビー場では、現在4位の東芝ブレイブルーパス東京(4勝2敗、勝ち点20)が、3位の東京サントリーサンゴリアス(5勝1敗、勝ち点24)を迎える。ともに練習拠点が東京都府中市にあることから、トップリーグ時代から「府中ダービー」と呼ばれてきたライバル同士が激突する。

昨年は同じカンファレンスだった両者。開幕戦で対戦し、サンゴリアスが60-46と点の奪い合いを制し、5月1日の対戦ではブレイブルーパスが27-3とリベンジを果たした。さらに、プレーオフ準決勝でも激突し、サンゴリアスが30-24で勝利した。

東芝ブレイブルーパス東京

まずは前節、花園近鉄ライナーズに60-14と快勝したブレイブルーパスのメンバーから見ていこう。「チームのパフォーマンスに満足しています」と語ったトッド・ブラックアダーHC(ヘッドコーチ)は、ライナーズ戦から先発を、FB(フルバック)をベテランの豊島翔平から松永拓朗へ変更したのみにとどまった。

FW(フォワード)は、PR(プロップ)に元日本代表のベテラン三上正貴が1番、3番に小鍜治悠太、HO(フッカー)は橋本大吾の3人でフロントローを組む。LOは開幕から続く、ワーナー・ディアンズジェイコブ・ピアスのコンビだ。

バックローは共同キャプテンのFL(フランカー)徳永祥尭、元オールブラックスのマット・トッド、NO8(ナンバーエイト)は今季全試合に先発している日本代表のリーチ マイケルが引き続き先発する。

BK(バックス)では、ハーフ団を共同キャプテンのSH(スクラムハーフ)小川高廣と、元オールブラックスのSO(スタンドオフ)トム・テイラーの2人が務める。CTBはニコラス・マクカランとセタ・タマニバル、WTB(ウイング)は濱田将暉とジョネ・ナイカブラが入った。

リザーブにはHO原田衛(慶應義塾大学出身)、PR木村星南(東海大学出身)、タウファ・ラトゥ(白鴎大学出身)と勢いあるルーキー、LO梶川喬介、FB豊島といったベテラン、さらにFL佐々木剛、SH杉山優平、CTBバーガー・オデンダールが入った。

東京サントリーサンゴリアス

一方のサンゴリアスは、開幕でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに敗れたものの、その後白星を重ねて、前節も好調だった三菱重工相模原ダイナボアーズを51-13で下し、5連勝で3位に付けている。

今季指揮を執る田中澄憲監督は、前節と全く同じ先発メンバーで臨む。FW第1列は早稲田大学出身の新人PR小林健太と、垣永真之介、HO中村駿太の3人となった。LOは元日本代表のベテラン、ツイ ヘンドリックハリー・ホッキングスのコンビ。FLには昨年日本代表初キャップを獲得した下川甲嗣と慶應義塾大学出身のルーキー山本凱、NO8には日本代表のテビタ・タタフが入った。

BKはキャプテンで日本代表のSH齋藤直人と、元ニュージーランド代表のSOアーロン・クルーデンがハーフ団を組む。CTBは中村亮土中野将伍の日本代表の2人、WTBはテビタ・リーと、現在10トライでトライ王の尾崎晟也、FBは日本代表の松島幸太朗が引き続き務める。

リザーブには、HO呉季依典とPR石原慎太郎、中野幹、LOトム・サベッジ、FL箸本龍雅、日本代表のSH流大、CTB森谷圭介、早稲田大学出身の新人FB河瀬諒介が名を連ねた。

ライバルであり、上位につけるサンゴリアスとの対戦に際し、ブレイブルーパスのブラックアダーHCは「複数、修正が必要なところがあります。ブレイクダウンは少し修正を加えていきます。しっかり準備したい」と自信をのぞかせた。

SH小川キャプテンも「自分たちには良いランナーがいるので、グラウンドを大きく使って、スペースをうまく突いていきたい。チームの強みをどちらが出せるか、という試合になると思います。向こうはテンポを出してくるのでブレイクダウンでプレッシャーをかけて、ディフェンスでは相手に何もやらせないようにして、アタックではワイドにボールを運んでラインブレイクしていくようにできれば」と腕を撫した。

一方のサンゴリアスの田中監督も「相手は1人ひとりが本当に強いチームで、ゲインラインのところがキーになると思うので、そこにフォーカス当ててハードトレーニングをしていきたい」と話し、SH齋藤キャプテンも「毎年、府中ダービーは厳しい試合になると思うので、覚悟を持って1週間過ごしたい」と力強く語った。

ブレイブルーパスとしてはセットプレー、接点でプレッシャーをかけてスローペースに持ち込めば、自ずと勝機は見いだせるはずだ。また、アタッキングラグビーが信条のサンゴリアスはやはりブレイクダウンに勝ち、テンポ良くボールを展開し、自分たちのペースに持ち込みたい。

リーグワンとなり4度目となる、激戦必至の「府中ダービー」は2月4日(土)午後2時に東京・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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