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東海林一専務理事
11月22日(火)、「NTT ジャパンラグビー リーグワン 2022-23」の大会概要および、アーリーエントリーに関するオンライン会見が行われた。登壇者は一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンの東海林一専務理事だ。
まず、ディビジョン1、ディビジョン2は昨季同様に大会が行われ、ディビジョン3はチーム数が6から5チームに減ったため大会方式が少し変更となった。なお、ディビジョン1~3すべて勝ち点制で行われ、試合で付与される勝ち点は、勝ち:4点、引き分け:2点、負け:0点、さらに7点差以内の敗戦と、3トライ差以上での勝利は追加で1点を付与する。
ディビジョン1は12月17日(土)から来年4月23日(日)、12チームを2つのカンファレンスに分け、それぞれ6チームがホスト&ビジターの2戦総当たり形式で試合(各チーム10試合、内ホスト5試合)を行う。また、異なるカンファレンスのチームと各1回戦総当たり形式で試合(各チーム6試合、内ホスト3試合)を行う。
1位から4位のチームはそれを暫定順位とし、プレーオフに進出する。準々決勝や3位決定戦の日時は未定だが、決勝戦は5月20日(日)に行われる。
ディビジョン2は6チームで12月17日(土)から来年4月23日(日)まで行われる。6チームがホスト&ビジターの2回戦総当たり形式で試合(各チーム10試合、内ホスト5試合)を行う。また、順位決定戦として、2回戦総当たりの結果により上位3チームと下位3チームとに分かれて、それぞれ1回戦総当たり形式で試合(各チーム2試合)を行う。この2試合での成績により、順位を決定する。
ディビジョン3も12月17日(土)から4月22日か23日まで行われるが、今季は1チーム減り5チームで行われるため、5チームがホスト&ビジターの3回戦総当たり形式で試合(各チーム12試合、内ホスト6試合)を行う。
入替戦は来年5月5日(金)から14日(日)の予定。ディビジョン1と2の入替戦は、ディビジョン1の10~12位のチームとディビジョン2の1~3位のチームが参加し、2回戦で行われる。ディビジョン2と3の入替戦はディビジョン2の4~6位のチームとディビジョン3の1~3位のチームが参加し、2回戦で開催される。
また、コロナやインフルエンザ、交通事情により片方のチームの責で試合が中止になった場合(代価試合の開催が不可の場合)、帰責性のあるチームには勝ち点は付与されない(勝ち点0)が、対戦チームの勝ち点は4となった。昨季は勝ち点5(得点は21-0)だったが、協議の上、勝ち点4となった(試合が中止された場合の得点は協議中)。
新型コロナウィルス感染症への対応は、試合週の最初の練習前に、PCR検査ではなく抗原定性検査によって行われ(もし陽性となった場合、さらにPCR検査も実施)、また試合の48時間前の選手エントリー前にも抗原定性検査を行うことになった。もし、エントリー時にコロナ陽性が出た場合には、陰性の選手を充足して試合を行う。今季は昨季と違い、試合中止をなるべく少なくする方向で臨む方向だ。
「一般的にもそうだが、迅速に把握するために(PCR検査から)抗原定性検査に変えた。昨季は(コロナの)濃厚接触と濃厚接触疑いを保健所とリーグで確定していたが、リーグでは行わない。選手をコロナ感染から守り、安全に練習しつつ、なるべく試合中止を、安全性を守りながら極小化する。昨季より試合中止が少なくなると思います」(東海林専務理事)。
なお、昨季より試合の中止は少なくなると予想されているが、リーグの成立条件はリーグ戦全体の50%以上で、もしリーグ戦の開催が50%未満となった場合、途中で全チームによるトーナメント制で順位を決定する。
また、若手選手の強化・育成の観点から、大学チームに所属している大学最終学年の選手(大学4年生、大学院2年生)のうち、リーグワンチームに所属が内定している選手について、所定の手続きと一定の条件を満たすことで、来年1月8日(日)の大学選手権決勝の後、リーグワンの試合にエントリーできる制度「アーリーエントリー」が実施されることも発表された。
つまり、リーグへの選手登録から試合出場までは14日が必要なため、試合登録は年内から行われ、試合出場は1月14日、15日のリーグ戦から可能となる。アーリーエントリーされた場合はリーグから発表されるという。
東海林専務理事が、「若い選手により多くの試合機会を与えて、幅広い選手に経験を積んでもらいたい。リーグ、チームとしても育成の機会を増やしていきたい。検討して具体化していきたい」と話したように、「アーリーエントリー」の制度は、現在は大学4年生だけが対象だが、今後、大学3年生以下も可能か、協議していくという。
来年のワールドカップに向けて、選手のウェルフェアの観点から、テストマッチの試合出場の多い日本代表選手に関してプロテクト(数試合の出場制限)が実施される方針だ。ただ、選手の試合出場数やチーム事情も異なるため、リーグから統一ルールを発表することはないという。
また、5チームとなったディビジョン3だが、来季はチームを増やす方向で動いており、来年の春頃には発表される見通しだ。
いよいよ12月17日(土)から始まるリーグワン。今季も熱戦が期待される。5月20日(日)にディビジョン1の頂点に立つのはどのチームとなるか。また、入替戦で上位にリーグに昇格するチームが出てくるか注目したい。
【ディビジョン1】
※カンファレンスは昨季の最終順位に基づき振り分け、
※( )内は昨季順位
◆カンファレンスA
埼玉パナソニックワイルドナイツ(1位)
東芝ブレイブルーパス東京(4位)
トヨタヴェルブリッツ(5位)
静岡ブルーレヴズ(8位)
リコーブラックラムズ東京(9位)
三菱重工相模原ダイナボアーズ(ディビジョン2・3位)
◆カンファレンスB
東京サントリーサンゴリアス(2位)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(3位)
横浜キヤノンイーグルス(6位)
コベルコ神戸スティーラーズ(7位)
NECグリーンロケッツ東葛(12位)
花園近鉄ライナーズ(ディビジョン2・1位)
【ディビジョン2】
浦安D-Rocks(ディビジョン1・10位)
三重ホンダヒート(2位)
日野レッドドルフィンズ(4位)
釜石シーウェイブスRFC(5位)
豊田自動織機シャトルズ愛知(ディビジョン3・1位)
清水建設江東ブルーシャークス(ディビジョン3・2位)
【ディビジョン3】
マツダスカイアクティブズ広島(ディビジョン2・6位)
九州電力キューデンヴォルテクス(4位)
中国電力レッドレグリオンズ(5位)
クリタウォーターガッシュ昭島(6位)
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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