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2020年度から関東大学対抗戦Aで戦う立教大学。キャプテンのNO8紀伊雄介は戦前の意気込みについてこう語った。
「僕らは過去2シーズン、大学選手権に出られる状況で終盤戦を迎えることがありませんでした。前回に日体大さんに勝ったことで『大学選手権に行くぞ』という想いがひとつになって、良い準備が出来ていました」(立教大NO8紀伊雄介主将)
筑波大学にとっても、目標の大学日本一へ必勝の一戦だった。
「大学選手権へ向けて対抗戦5位の枠は絶対に勝ち取らなければいけませんでした。必ず勝たなきゃいけないゲーム、ということは全員が認識していました」(筑波大PR木原優作主将)
11月19日(土)、東京・江戸川区陸上競技場で対決した両校は、まずは筑波大が先制攻撃。すでに司令塔として風格のあるルーキーSO楢本幹志朗が、開始早々に好キックを続けて陣地合戦を制する。
しかし筑波大は肝心のフィニッシュ場面でのエラーが散見された。その理由として、筑波大学の嶋崎達也監督は立教大のファイトを挙げた。
「立教大学さんがコンタクトエリアで絡んできて、そこが制圧できず普段のリズムが少し変わったかなと思います」
ブレイクダウンは筑波大の得意分野だが、ここで立教大も激しく闘っていた。
ただ筑波大は前半14分にモールからFL楢本鼓太朗が先制トライ。ただ立教大もラックを連取し、迫力ある波状攻撃を展開。大和大祐はプロップ離れしたパススキルでリンクプレーに貢献。FB天羽秀太ら迫力あるランナーもゲインを繰り返した。
植村陽彦(筑波大学)
ただフォワード戦から主導権を握る筑波大は前半31分、ふたたびモールでトライ目前まで前進。ここでボールを展開してWTB植村陽彦が右隅でチーム2トライ目。ゴールは失敗したもののリードを10点に広げた。
立教大も前半34分にPG(ペナルティゴール)を返し、じわりと7点差(3-10)に。筑波大もショートサイドの突破&オフロードパスから前半3本目のトライ。17-3で後半へ入った。
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