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対抗戦初スタメンをつかんだ原口
ラグビー関東大学対抗戦。明治大学はいきなり大きなヤマ場を迎えそうだ。明大の初戦の相手は国立の雄・筑波大学。昨年度は対抗戦で6位に終わり、全国大学選手権出場を逃した。しかし、対抗戦の序盤では帝京大学には10点差で惜敗。早稲田大学相手にも7点差の接戦を演じるなど強豪を食う力が十分に備わっている。厳しい相手であることは間違いない。
今春の筑波大は関東大学春季大会ではBグループで戦い、慶應義塾大学とは31-31で引き分けたものの、その他の大学に勝利し4勝1分けの首位。全ての試合で4トライ、30得点以上を挙げるなど攻撃に力強さがある。夏の菅平では関東大学リーグ戦の強豪・日本大学にも勝利するなど、いい流れで対抗戦開幕を迎えそうだ。
筑波大の強みはランナーがそろうBK(バックス)陣。昨年度主将としてチームを引っ張ったFB(フルバック)松永貫汰(コベルコ神戸スティーラーズ)は卒業したものの、1年のころから対抗戦に出場しており、加速力が随一な左WTB(ウイング)大畑亮太、左CTB(センター)浅見亮太郎の2年生コンビが早くも筑波大BK陣の顔になりつつある。
さらには東福岡高校出身のルーキー、SO(スタンドオフ)楢本幹志朗も春季大会後半からスタメン機会を増やし、筑波大の攻撃をけん引している。もう1人のルーキー右WTB濱島遼も含めた下級生たちを中心とした爆発力のある筑波大の攻撃を、明大としてはしっかりとしたディフェンスで組み止めたい。
そんな下級生を中心としたBK陣に対し、明大のBKでは最上級生に期待したい。1人目は今試合リザーブに入った石田吉平主将(文4=常翔学園)に変わりゲームキャプテンを務める右CTB(センター)齊藤誉哉(文4=桐生一)。
2年次まではSOだったものの昨年度から本格的にCTBに挑戦。今年度はBKリーダーを務めるなど周りからの信頼も厚い。CTBとして求められる中盤での突破や、激しいタックルだけでなくSOで培った幅広い視野やボールコントロールによるゲームメークにも期待したい。
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