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ラグビー コラム 2022年9月7日

明治大学、2年ぶりの対抗戦制覇を目指し創部99年目の秋に挑む。ラグビー関東大学対抗戦チーム紹介

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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主将としてチームを引っ張る石田

いよいよ、9月10日(土)関東大学対抗戦が幕を開ける。昨年度、帝京大学、そして早稲田大学に敗れ、対抗戦3連覇を逃した明治大学。2年ぶりの対抗戦優勝、そしてその先の全国大学選手権に向け、WTB(ウィング)石田吉平主将(文4=常翔学園)を中心に戦闘態勢を整える。

昨年度、大学選手権決勝で帝京大に敗れ、大学日本一に届かなかった明大。今年度スローガンは『AHead』。「しっかり頂点を見つめて、チーム一丸となって頂点を取りに行くという意味を込めた」(石田)。

今年度の明大の春シーズンは例年以上に激しいスタメン争いが繰り広げられている。春シーズンだけですでに43人が紫紺を着用。昨年度、一昨年度から主力であった選手でさえも、うかうかしていられないほどだ。

特に目立ったのは下級生の台頭。15人制の今季初戦となった関東大学春季大会での明早戦で、試合を決めたのはルーキーのPR(プロップ)富田陸(政経1=大阪桐蔭)だった。また、この明早戦から翌週の大東文化大学戦ではスタメンを総入れ替え。それでも48-17で快勝するのなど層の厚さを見せつけた。

さらには大学王者・帝京大にも勝利。「チームの中でいい競争ができて全体的に成長でき良くなった」(PR中村公星・情コミ4=国学院栃木)。充実した春シーズンを過ごした。

一方で課題も見えてきた。春季大会終盤、東海大学戦では24-43で敗戦。日本大学戦でも勝利したものの、43失点を喫した。さらには夏合宿中に菅平で行われた帝京大戦でも19-54で敗戦。春季大会の返り討ちにあった。

菅平の帝京大戦後の取材で石田主将は、「強いチームには1つのミスでトライを取られてしまうので、しっかりミスをなくしていきたい」と語る。今後の戦いでは1つの小さなミスが勝敗に直結してしまう。対抗戦開幕に向け、どれだけミスを減らしていくかが大切になる。

こうした激しい競争の中で、この秋スタメンでの活躍が期待される選手を紹介したい。1人目はHO(フッカー)松下潤一郎(法3=筑紫)。今春からスタメンに定着するとチーム最多の7トライをあげた。安定したラインアウトスローとモールコントロールが光った。HOにはこれまでリザーブで2年次から出場していた紀伊遼平(営4=桐蔭学園)選手もいる。2人で競争し、高め合いながら明大の重戦車を引っ張っていくことを期待したい。

最終学年にスタメンを狙う丸尾

2人目はSH(スクラムハーフ)丸尾祐資(商4=報徳学園)。1年次から選手権決勝の舞台でリザーブ入りするなど下級生の頃から期待されていた選手だ。しかし昨秋、紫紺を着たのは1試合のみと悔しさを味わった。雪辱を期す最終学年。最上級生として並々ならぬ思いを持って、明大の攻撃をけん引してくれるに違いない。

3人目はWTB(ウイング)安田昂平(商2=御所実)。春はWTBやFB(フルバック)での出場機会を増やし、春季大会でチーム2位の4トライを挙げた。特に持ち味のランで相手を切り裂き、試合を決める2トライを奪取。BK(バックス)陣は昨年度の主力メンバーが多く抜けた中、期待の2年生が明大に新たな風を吹かせている。

来年度明大は創部100周年を迎える。「99年目にどれだけ満足いくシーズンを送れるかが、結果的に世の中の方が注目する100周年につながっていく」(神鳥裕之監督)。

記念すべき100周年に向けて、大切な99年目のシーズン。チーム内競争を勝ち抜き、激戦の対抗戦、選手権を勝ち上がれるのか。そのためにまずは9月10日(土)駒澤オリンピック公園で行われる、筑波大学戦を最高の準備で迎えたい。

文・写真:牛嶋淳太郎(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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