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ラグビー コラム 2022年8月29日

【ハイライト動画あり】「タフ」な京産大が56得点完封!中1日の3連戦を完勝で締めた!

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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圧巻のタフネスで有終の美を飾った。

8月27日(土)、関東大学リーグ戦1部に所属する流通経済大学と、関西大学Aリーグ所属の京都産業大学の練習マッチが行われた。

京産大は4日前に日本大学戦(68-26)、2日前に早稲田大学戦(22-40)を戦っている。

つまり中1日での3連戦だ。

しかし先発15人中14人は早大戦から変更なし。WTB西浩斗のみが先発に上がった。

共同主将のFL福西隼杜、CTB家村健太をはじめPR野村三四郎、LOアサエリ・ラウシーなど多くの主力がタフな3連戦に臨んだ。

一方の流経大はCTB土居大吾主将がメンバー外。

フォワードはHO作田駿介(3年)、LOアピサロメ・ボギドラウ(4年)、LOブレンドン・ネル(4年)、FL當眞真(4年)。

バックスではCTBリクアタ・テアウパ(4年)、CTB横山伊織(2年)らが出場した。

流経大は序盤、宮崎・日向工業出身のFB谷惇平(3年)が、鮮やかな「50:22」キックを決めてチャンス到来。

ここで光ったのは京産大のモールDFだ。疲労を感じさせぬ強力パックで、相手モールを完璧に止めた。

逆に京産大は前半11分に攻守交代から一気にトライ。流経大は夏合宿の疲労もあるのだろう、ディフェンス整備が遅れて一発で獲られた。

流経大は攻め込むが、京産大は積み上げてきたスクラム、モールという武器で跳ね返し、逆襲した。前半23分にはLOフナキ・ソロモネがFW攻撃から推進力でフィニッシュ、14点リードを奪った。

さらに1トライを加えた京産大は21点リードで後半へ。

後半開始1分で、先制トライを決めたSO西仲隼が技ありのショートパント。バウンドがLOアサエリ・ラウシーの懐に入り、リードは28点に拡大。

流経大は得点機でのラインアウト・ミスが響いた。

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CTBシオネ・リクアタのジャッカルから逆襲するが、後半10分過ぎにも再度ミス。スコアを動かせない。

京産大もペナルティが多く、会心の試合運びではなかった。しばらくスコアボードに変化はなかったが、後半24分にはモールで5本目。約20mをモールで進撃した。

後半29分には終盤とは思える加速で、SH土永旭(2年)が次々にディフェンダーを交わし、さらなるトライ。

京産大が今季スローガン「Tough(タフ)」をさらに示したのは後半33分頃。

こぼれ球を拾われてビッグゲインを許したが、全員が献身的に戻っていた。ここで守り切り、さらに直後のスクラムで強制PK(ペナルティキック)を奪い、相手を押し戻したのだ。

ここで敵陣に入った京産大は後半36分に途中出場の山本大翔(3年)、終了前にはヴェア・タモエフォラウ(3年)がインターセプトから60m超の独走トライが決まった。

前後半8トライで、充実の完勝。

SO西仲隼は高難度のキックを含めてゴール成功率100%(8分の8)。中1日の3連戦で、タフネスを十分に示す完勝だった。

菅平合宿での最終戦(A戦)を勝利で締めくくった京産大。関西学院大学との「2022ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」開幕戦は3週間後、9月18日(日)だ。

まずは関西連覇へ。今季も京産大は連勝街道を突き進むのか。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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