人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2021年12月28日

【ハイライト動画あり】東北王者と四国王者の対戦は松山聖陵が勝利。初出場の読谷は惜敗、専大玉名は2回戦へ。全国高校ラグビー大会 12月28日(火)の結果

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

ゲインする専大玉名CTB竹下。嬉しい初出場初勝利

12月28日(火)は全国高校ラグビー大会2日目。大阪・東大阪市花園ラグビーで1回戦の残り11試合が行われた。

◆第1グラウンド試合結果

◯札幌山の手(南北海道)36-10 黒沢尻北(岩手)●
●富山第一(富山)8-31 飯田(長野)◯
●秋田工業(秋田)12-19 松山聖陵(愛媛)◯
●磐城(福島)0-45 高鍋(宮崎)◯

トライを挙げる札幌山の手WTB熊谷

第1グラウンドでは4試合が行われた。第1試合は札幌山の手(南北海道)と黒沢尻北(岩手)が対戦した。FW(フォワード)戦で上回った札幌山の手が優勢に試合を進めてHO(フッカー)山本陽生(3年)らが前半4トライ。後半は2トライを許したが、途中交代のWTB(ウィング)石崎陽太(3年)が2トライを重ね、36-10で快勝した。

第2試合は富山第一(富山)と飯田(長野)が相まみえた。前半は部員17人の飯田がFWのモールからFL(フランカー)河合晴太(2年)が2トライを挙げると、後半も飯田が3トライを追加して31-8で勝利した。

トライを挙げた松山聖陵WTB亀澤

第3試合は東北王者の秋田工業(秋田)と四国王者の松山聖陵(愛媛)が激突した。前半4分、秋田工業CTB(センター)古屋健太朗(3年)が先制トライを挙げて7-0とリードする。その後は一進一退が続いた。

後半3分、松山聖陵がボールを動かしWTB亀澤駿介(3年)がトライ。さらに7分、モールからSH(スクラムハーフ)原井川陽仁(3年)が押さえて12-7と逆転に成功する。11分、モールから秋田工業にトライを取られて、12-12と同点とされたが、17分、松山星陵はゴール前のラックからPR(プロップ)高田凱斗(3年)が押し込み、19-12で接戦を制した。

第4試合は磐城(福島)と高鍋(宮崎)が対戦し、展開ラグビーが持ち味の高鍋がキャプテンWTB横山巧輝(3年)らが7トライを挙げ、45-0で快勝した。

全国高校ラグビー大会 1回戦

【ハイライト】秋田工業 vs. 松山聖陵

◆第2グラウンド試合結果

●若狭東(福井)12-35 専大玉名(熊本)◯
●朝明(三重)17-38 青森山田(青森)◯
◯大津緑洋(山口)75-10 旭川龍谷(北北海道)●

第2グラウンドでは3試合が行われた。第1試合は若狭東(福井)が初出場の専大玉名(熊本)と対戦した。前半、FWで優位に立った専大玉名が、PR小川慧士(3年)が先制トライを挙げるなど試合を優位に進め、21-5で折り返した。後半もモールで2トライを挙げた専大玉名が35-12で、初出場で初勝利を飾った。

スピードを活かしてトライを奪った青森山田WTB大方

第2試合は朝明(三重)と青森山田(青森)が対戦した。前半からFW、BK(バックス)一体となって攻める青森山田が優位に進め、WTB大方維織(1年)らが4トライを挙げて26-7でリードした。後半、相手にモールから反撃を許したが、青森山田は、キャプテンSO(スタンドオフ)伊藤和樹(3年)が2トライを加えて38-17で勝利した。

第3試合は大津緑洋(山口)と旭川龍谷(北北海道)が対戦した。試合は展開力に勝る大津緑洋のペースとなり、HO宮本偉申(2年)の2トライを含む、4トライを挙げ、前半を26-10とリードする。後半もFB(フルバック)増田琉斗(2年)らの2トライなど、6トライを挙げて75-10で大勝した。

全国高校ラグビー大会 1回戦

【ハイライト】若狭東 vs. 専大玉名

◆第3グラウンド試合結果

●山形中央(山形)3-40 目黒学院(東京第2)◯
●関商工(岐阜)29-47 日川(山梨)◯
●開志国際(新潟)5-35 尾道(広島)◯
◯昌平(埼玉)15-7 読谷(沖縄)●

2トライを挙げた目黒学院SH林

第3グラウンドは4試合が行われた。部員18名の山形中央(山形)が目黒学院(東京第2)に挑んだ。地力に勝る目黒学院は前半、スピードのあるWTBイライシア・サーフが1トライ、SH林星安(3年)が2トライを挙げ、19-3でリードする。後半も目黒学院がチャンスに3トライを重ね、40-3で快勝した。

力強いランを見せる日川キャプテンCTB後藤

第2試合は関商工(岐阜)と日川(山梨)が対戦した。関商工が2トライを挙げて12-0とリードしたが、伝統的に展開力が武器の日川は、キャプテンCTB後藤天真(3年)らが2トライを返し、14-12と逆転して前半を終えた。後半もペースをつかんだ日川が12分までに4トライを重ね、大きくリードした。その後、関商工に反撃を許したが、日川が47-29でノーサイドを迎えた。

トライを挙げた尾道FL小林

第3試合は2年連続出場となった開志国際(新潟)が尾道(広島)にチャレンジした。伝統的に守備に定評のある尾道が前半からペースをつかみ、LO(ロック)高森勇吾(3年)らが4トライを挙げ、28-0でハーフタイムを迎えた。後半、開志国際もWTB星遥大(1年)が1トライを返すが、結局、尾道が35-5で勝利した。

トライにキックに勝利に大きく貢献した昌平キャプテンFB北川

第4試合は昌平(埼玉)に初出場の読谷(沖縄)がチャレンジした。ボールを大きく動かす読谷は前半10分、PR桴海ジョシュア泰(3年)がトライを挙げたが、守備で粘りミスを誘った昌平は29分、キャプテンFB北川拓来(3年)が90mを走りきってトライ。同点に追いつく。

後半は一進一退の展開が続くが、20分、昌平のFB北川が裏へキックし、途中出場のWTB平塚和が押さえ、12-7、さらにPG(ペナルティゴール)も加えて15-7で接戦を制した。12月30日(木)はいよいよシード校13校が登場し、2回戦の16試合が行われる。

文/写真:斉藤健仁

全国高校ラグビー大会 1回戦

【ハイライト】昌平 vs. 読谷

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ