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ラグビー コラム 2021年11月22日

【ハイライト動画あり】帝京大学、明治大学との全勝対決を制し優勝へ大きく前進。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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決勝トライを決めた照内

試合終了の合図とともに選手たちの勝利の雄叫びが会場に響き渡った。

11月20日、秩父宮ラグビー場でラグビー関東大学対抗戦の明治大学戦が行われた。試合中、常に両者一歩も譲らない状況だったが、14-7で帝京大学が開幕6連勝で優勝へ大きな一歩を出した。

試合開始直後から帝京大の強みであるFW(フォワード)陣が輝いた。前半3分、帝京大ボールのファーストスクラムで明大のコラプシングを誘う。このスクラムから帝京大はさらに勢いがついた。前半14分、帝京大ボールでのスクラムも明大がコラプシング。

アドバンテージをもらった帝京大は一気に左へ展開。SO(スタンドオフ)高本幹也(3年=大阪桐蔭)のキックパスをキャッチしたWTB(ウィング)高本とむ(2年=東福岡)が左隅に先制トライを決める。高本(幹)もコンバージョンキックを決め、チームに弾みをつけた。

前半27分、帝京大は自陣でのカウンターからWTB白國亮大(4年=大阪府立摂津)が一気に抜け出し、40m近くビックゲイン。フォローしたPR(プロップ)照内寿明(4年=國學院大学栃木)が相手ディフェンスを振り払い、走り切ってトライを決めた。

前半31分、帝京大は攻め続け、敵陣深くで左展開。高本(と)が抜け出して左隅へ飛び込むが、ラストパスがスローフォワードの判定を受ける。

前半34分、帝京大は敵陣での連続攻撃から左展開で高本(と)からのパスを受けたHO(フッカー)江良颯(2年=桐蔭学園)がインゴールヘ飛び込んだが、判定はオブストラクションとなり、惜しくも点には繋がらなかった。しかし、明大を0点に抑え、14-0で前半を折り返した。  

後半3分、明大は帝京大陣深くのラインアウトからゴールライン前まで運び、FWがタテをついて粘りのトライ。ゴールも決まり14-7となった。その後も互いに反則を誘いながら敵陣深くまで攻め込む。

終盤、反則が増えた帝京大は明大に攻め立てられる。しかし、明大はラストプレーでラインアウトから攻撃を仕掛けるも、帝京大が守りきりノーサイドとなった。POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)は前半27分に決勝トライを決めた照内が選出された。

ラグビー 関東大学対抗戦2021

【ハイライト】明治大学 vs. 帝京大学

今試合もスクラムの力を遺憾なく発揮した帝京大。スクラムを押し続けた主将のPR(プロップ)細木康太郎(4年=桐蔭学園)は後半16分に右足を痛めて交代したものの、フィールドをあとにする不安はなかったと言う。

円陣を組む選手たち

それは細木が春から何度も口にしている「今まで積み上げてきたもの」に対する自信とチームへの信頼が強まったからだろう。スクラムについて「明大はスクラムにプライドを持っているけど、それは僕らも同じ。狙い通りスクラムで勢いをつけられた」と胸を張って答えた。

このような結果になった要因について、細木主将はメンバーとコミュニケーションを取ることで点数を抑えられたと分析する。また、照内は試合前に細木から「対抗戦の借りは対抗戦で返そう」と言われ、「心がぐっと熱くなった」と試合前の胸の内を語った。

帝京大は12月4日に3年ぶりの対抗戦優勝をかけて慶應義塾大学との最終戦に臨む。対抗戦を全勝で優勝し、選手権に向けてさらに勢いをつけたい。

文/写真:亀ヶ谷沙希(帝京スポーツ新聞部)

代替画像

帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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