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ラグビー コラム 2021年11月19日

明治大学、対抗戦3連覇に向け帝京大学との大一番。FW対決を制することができるか。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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スクラムで期待がかかる山本耕

ラグビー関東大学対抗戦はついに佳境を迎える。昨年度、黒星を喫した慶應義塾大学に雪辱を果たした明治大学。そして、迎える第6戦は帝京大学戦。「今まで通りの試合展開にはならない相手」(SH/スクラムハーフ飯沼蓮主将・営4=日川)。優勝に向けて絶対に負けられない全勝対決だ。

帝京大は言わずと知れた強豪。全国大学選手権9連覇は伝説となっている。しかし、2018年度からは決勝に届かず、3回戦で敗れた年もあった。今年度は復権に向けて順調に仕上がっているように見える。

例年同様、注目はFW(フォワード)だろう。帝京大の主将で右PR(プロップ)細木康太郎は高校時代から注目された第1列。フロントローと思えぬ脚力とゴール前での持ち出しの強さで花園を大いに沸かせてきた。

帝京大に入学後はスクラムの強さに磨きをかけ、期待通り大学を代表するPRに。明大には桐蔭学園高の同期である左PR山本耕生(商4=桐蔭学園)がおり、1番と3番でのスクラムのマッチアップも楽しみだ。

フロントローではHO(フッカー)の江良颯にも警戒したい。昨年度1年生ながらスタメンを勝ち取り、今シーズンも主力として活躍。ラインアウトとスクラムの中心にいるのは間違いなく江良だ。

そして江良と同様に大阪桐蔭高出身のNO8(ナンバーエイト)奥井章仁もパワフルなランが魅力。大阪桐蔭高を初の日本一に導いた立役者だ。早稲田大学戦は欠場したものの、明大戦では先発が見込まれている。

帝京大はBK(バックス)も力のある選手が揃っている。試合巧者のSO(スタンドオフ)高本幹也はキック、パス、ラン、ディフェンス全てが高レベル。また、4年生の右CTB(センター)志和池豊馬と右WTB(ウイング)白國亮大は、高校では名が知れた選手ではなかったが、4年生で定位置をつかんだ帝京らしい逸材だ。厳しい試合展開になるほど、この4年生が力を発揮するだろう。

迎える全勝対決。カギを握るのは当然FWだ。帝京大は第5戦の早大戦で、相手のスクラムを粉砕。組み始めの段階で圧倒していた。

慶大戦では好キックを見せた飯沼

一方、明大も重戦車としてFWの誇りを持ち続けているチーム。明大は今試合から右PR大賀宗志(営3=報徳学園)がスタメンに復帰。「自分から仕掛けて相手のスクラムを崩しにいきたい」(大賀)。頼もしい男が帰ってきた。FWを強みにする名門同士のぶつかり合いは絶対に落とせない。

明大はFWで勝つことも当然だが、やはり接点で帝京大を上回りたい。フィジカルを強みにしている帝京大相手に、今年度武器とするクイックテンポのラグビーを展開できれば大きな自信を得られる。

明日の試合はチームのテーマは『インパクト』。「自分たちがどんどん仕掛けていって相手にインパクトを与える」(飯沼)。ブレークダウンなどの接点で圧倒し、明大らしいラグビーを展開したい。

全国大学選手権に向けてもこの試合は重要になってくる。対抗戦1位となれば、第1シードに、対抗戦2位であれば、第2シードに入る予定。第2シードは準々決勝で対抗戦3位のチームと対戦が見込まれている。3年ぶりの日本一を見据えて、絶対に負けられない戦いだ。

「明日は本当に大一番の試合。次の試合を意識せずに、今年1年で積み重ねた自分たちの力を明日で全部発揮できるように挑みたい」(山本)。全勝のまま伝統の明早戦に乗り込めるか、注目の一戦が幕を開ける。

文/写真:田中佑太(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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