人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2021年9月17日

関西大学Aリーグ開幕 同志社大学、6年ぶりの関西制覇なるか! 初戦は関西大学と対戦

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

南光希(同志社大学)

9月18日(土)、京都の宝が池球技場で「2021ムロオ関西大学Aリーグ」が開幕する。当初は2試合が行われる予定だったが、京産大が新型コロナウイルス感染症陽性者が出たことでチーム活動休止期間があり、摂南大との試合は延期された。18日は、同志社大対関西大のみが行われる。キックオフは、午前11時45分だ。

同大は関西の春季トーナメント決勝で大学王者・天理大を破って初優勝を飾った。今季は6年ぶりの関西大学Aリーグ制覇に期待がかかっている。同大OBで元神戸製鋼の伊藤紀晶ヘッドコーチが就任して2シーズン目。「80分間戦い続ける」と、フィットネスを高め、相手より運動量豊富に動きまわるチーム作りをしてきた。春の天理戦では、ディフェンスも激しく前に出てゲインラインの前で止め続けていた。

共同キャプテンを務める南光希(4年)、依藤隆史(4年)の両LOは献身的に体を張り、ジュニア・ジャパンにも選出されたFL梁本旺義(3年)はスピードあるボールキャリアー。BKは共同キャプテンのSH田村魁世(4年)、SO嘉納一千(2年)、CTB西村海音(3年)らが卓越した戦術眼でボールを動かし、WTB和田悠一郎(4年)、FB山口楓斗(4年)といった決定力ある選手を走らせる。

懸念材料は、コロナ禍で夏合宿ができなかったことだが、この影響について南キャプテンは「グラウンドでやれることをやってきました。春からディフェンス、ブレイクダウン、フィットネスを強化してきました。80分間、攻守に体をはるところに注目してほしいです」とキッパリ話した。

対する関大は昨年リーグ7位。今季より、前FWコーチだった森拓郎・新監督が率いる。「関大のスタイルであるディフェンスからの攻撃で上位を狙っていきたい」と話す。キャプテンは京都成章出身のPR龍田恭佑(4年)。「目標は全国大学選手権出場です」とFW最前列でチームを引っ張る。セットプレーの要はHO今井虎太郎(3年)、FWリーダーのLO栗本勘司(4年)はハードタックラーだ。SH溝渕元気(2年)は、パス、ラン、キックと優れたスキルでチャンスを作る。

両チームは春季トーナメントでも対戦し(5月23日)、同大が70-19で勝った。スピーディーな展開でディフェンスを崩し、ゴール前のラインアウトからモールでトライを奪うなど、その攻撃は多彩だった。関大としては出足の早いディフェンスでプレッシャーをかけ、同大のミスを誘い、チャンスを作りたい。

関西大学Aリーグは、今季より勝ち点制を導入する。勝ち4点、引き分け2点、負け0点。ボーナス点として、勝敗に関わらず、4トライ以上で1点、7点差以内の負けにも1点が与えられる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、第1節、第2節は無観客での開催だ。昨季は天理大が関西勢としては36年ぶりに大学選手権を制した。その天理大が所属するリーグとして注目度は高まる。開幕戦から好ゲームを期待したい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ