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ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ
「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」(B&Iライオンズ)の南アフリカツアー初戦となる、南アフリカの「ライオンズ」との試合が、7月3日(土)午後6時(日本時間深夜1時)にキックオフされる。
先週の6月26日(土)にスコットランドで日本代表と戦い、28-10で勝利したB&Iライオンズだが、キャプテンのLO(ロック)アラン ウィン・ジョーズ(ウェールズ)と、FL(フランカー)ジャスティン・テュプリック(ウェールズ)がケガで離脱。
代わりにアダム・ビアード、ジョシュ・ナヴィディ(ともにウェールズ)が召集され、キャプテンにはSH(スクラムハーフ)コーナー・マレー(アイルランド)が就任した。
B&Iライオンズは、7月24日(土)から始まる南アフリカ代表とのテストマッチ3連戦の前に、スーパーラグビーチームなどと5試合を行うが、その初戦となるのが今回のライオンズ戦だ。
ウォーレン・ガットランドHC(ヘッドコーチ)は、日本代表戦からWTB(ウィング)ジョシュ・アダムズ(ウェールズ)以外の先発14名を全て変更した。
日本代表で先発したキャプテンのSHマレーはこの試合に出場せず、先週プレミアシップの決勝を終えて、直接ヨハネスブルクに合流したFB(フルバック)スチュアート・ホッグ(スコットランド)がゲームキャプテンを務める。また、先発15名中5名、リザーブも含めた23名中9名がイングランド代表というメンバー構成となった。
FW(フォワード)は、PR(プロップ)ウィン・ジョーンズ(ウェールズ)とカイル・シンクラー(イングランド)、HO(フッカー)ジェイミー・ジョージ(イングランド)がフロントローを構成。
LOにはマロ・イトジェとジョニー・ヒル(ともにイングランド)。FLはコートニー・ロウズ(イングランド)とハミッシュ・ワトソン(スコットランド)の2人。NO8(ナンバーエイト)にはタウルペ・ファレタウが入った。
BK(バックス)を見ると、SHアリ・プライスとSO(スタンドオフ)フィン・ラッセルのスコットランド代表のハーフ団となった。CTB(センター)には、イングランド代表のキャプテン、オーウェン・ファレルとクリス・ハリス(スコットランド)がコンビを組む。
WTBはアダムズと、今ツアー最年少で20歳のルイス・リースザミット(ウェールズ)が入り、ゲームキャプテンのFBホッグとバックスリーを務める。
LOヒル、FLワトソン、CTBハリス、WTBリースザミットはこの試合がライオンズとしてのデビューとなる。
PRザンダー・ファーガソン(スコットランド)、HOルーク・カーワン ディッキー(イングランド)、NO8サム・シモンズ(イングランド)、SHカレス・デーヴィズ(ウェールズ)も、ベンチからデビューのチャンスを伺う。
ガットランドHCは、「ヨハネスブルクに着いてから、順調にトレーニングを行ってきている。日本代表に勝てたことは良かったが、まだまだ課題は多い」と話したが、「こちらに来てからさらにレベルアップし、戦術の理解も進んでいる」と手応えを見せた。
さらにB&Iライオンズを率いて3度目となる指揮官は「(南アフリカでの)最初の3試合はすべての選手にプレー時間を与えたい。今週は新しい選手たちのコンビネーションを見ることができるので、テストマッチに向けていい情報となるだろう」。
「特にSOラッセルとCTBファレルの、10-12のコンビネーションを試したい。ラッセルはここ数年非常に成熟しているし、ファレルも3度目のライオンズで、イングランドではキャプテンを務めるなど経験値が高い。新しい環境を与えてみたい」と今回の選考について説明した。
一方、2016年から3シーズン連続でスーパーラグビーのファイナリストとなった、南アフリカのライオンズはベテランと若手を組み合わせた編成でB&Iライオンズに挑む。
FWはスプリングボクスで4キャップのベテランPRルアン・ドゥレヤーと23歳のネイサン・マクベス、HOにPJ・ボタ。NO8はゲームキャプテンを務める22歳のフランク・ホーンが入った。
BKは日本のクボタでもプレーしたバーガー・オーデンダール、スプリングボクスや7人制南アフリカ経験のあるWTBジャンバ・ウレンゴ、FBにプレミアシップのレスター・タイガースでもプレーしたEW・ビルジョンら経験値の高い選手が名を連ねた。
ベンチには、キヤノンでプレーする南アフリカ代表CTBジェシー・クリエルの双子の兄、キャプテンのCTBダン・クリエルが控える。
イヴァン・ファンルーエンHCは、「これは、すべての選手にとって大きなチャンスです。若いチームの選手たちが、一生のうちにこのような選手たちと試合をする機会は滅多にない。私は、彼らが時間をかけてその瞬間の偉大さを味わってくれることを願っている」と意気込んだ。
欧州4カ国のスターが揃うB&Iライオンズがツアー初戦を飾るか。それとも南アフリカのライオンズが意地を見せるか。
「ライオンズ」同士の激突は、7月3日(土)午後6時(日本時間深夜1時)にヨハネスブルクのエミレーツエアラインスタジアムでキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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