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ラグビー コラム 2020年11月1日

同志社大学、ディフェンスの徹底強化で覇権奪還を目指す。ラグビー関西大学リーグチーム紹介

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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5年ぶりの関西制覇を狙う同志社

待望のラグビー関西大学Aリーグが、幕開けする。昨季は3年振りに大学選手権の舞台へ戻るも、筑波大学に31点差をつけられ大敗。聖地・花園で涙を飲む結果となった。

今年度は「Blaze Up」をスローガンに設定。主将・FL(フランカー)中尾泰星(4年)、副将のPR(プロップ)栗原勘之(4年)とSH(スクラムハーフ)人羅奎太郎(4年)の3人を中心に、チーム一丸となって1984年以来の日本一奪還を目指す。

10月に行われた交流試合最終戦では、昨秋苦戦した近畿大学と対峙(たいじ)し、5トライ差をつけ圧勝。貴重な3戦全てを白星で消化し、確かな手応えをつかんだ。

相手ディフェンスを抜き去る中尾

前に出るアグレッシブなディフェンスが魅力の第110代。中尾主将は「サイズがない中で、飛び抜けたプレイヤーもいないので、組織での強いディフェンスから勝っていく」と今年のチームカラーについて語る。

今年になってメンバー構成が大きく変わり、戦い方を変える必要があった。関東の大学や天理大学のように、1人で突破できる選手は少ない。だからこそ、粘り強い守備の中で得たチャンスを確実にトライへつなげたい。

FW(フォワード)には昨年ジュニアリーグで躍動した選手が集まった。最前線でスクラムをけん引するのは、HO(フッカー)谷本卯楽(3年)を中心に、副将のPR(プロップ)栗原、山本敦輝(1年)の3人だ。また、PR文祐徹(4年)や李優河(2年)、長いケガから復帰した真山文一(4年)の活躍にも期待がかかる。

ラインアウトではLO(ロック)小菅由一郎(3年)、LO南光希(3年)ら花園を盛り上げた2人が空中戦を司る。相手の猛攻を阻止するのは、ひたむきな姿勢でチームを統率する主将のFL中尾だ。

加えて、巧みなジャッカルの使い手FL田中晴大郎(4年)やボールキャリーが光るFL梁本旺義(2年)の活躍ぶりにも目が離せない。そして、NO8(ナンバーエイト)大熊陽介(4年)がFWの司令塔を担う。鍛え上げた強じんな肉体で、相手ディフェンスをなぎ倒す。

BK(バックス)には、昨年度からのメンバーが多く残った。同志社の伝統ある「展開ラグビー」の起点となるのは、素早い球出しが強みのSH人羅、U20日本代表経験を持つSO(スタンドオフ)田村魁世(3年)だ。息の合ったゲームメイクで、紺グレの勝利への活路を見出す。

インサイドCTB(センター)には、昨年SOとして出場経験を積んだ桑山太一(4年)を抜擢。右足から放たれる大胆なキックで、攻撃チャンスを生み出してくれるだろう。一方、アウトサイドCTBは稲吉渓太(3年)が持ち味のフィジカルとスピードで、守備網を果敢に突破する。

WTB(ウイング)谷川司(3年)、岡野喬吾(1年)の2人は、トライゲッターの役割を担う。さらに相手を瞬時に抜き去るWTB南紀成(4年)の脚力で、確実に得点を重ねたい。最後の砦、FB(フルバック)笠原浩史(2年)は、最後尾からチームを声で鼓舞する。また、自身の正確無比かつ豪快なキックで、試合の流れを手繰り寄せてくれるはずだ。

「公式戦を3試合できたというのが、すごく収穫でした」(伊藤紀晶ヘッドコーチ)。新型コロナウイルスの影響を受け、例年よりも大幅に実践の機会は減った。その中でも、反則や試合後半の集中力など、浮かび上がった課題を着実に修正し、チームとしての仕上がりはよくなっている。

徹底して強化してきたディフェンス、80分間のハードワークで相手を上回りたい。悲願の日本一へ。同志社の組織力を見せつけ、勝利の風に乗りたい。

文:小野真央/写真:内藤界(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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