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ラグビー コラム 2019年11月14日

藤井健太郎、木田晴斗。立命館大学の若き日本代表が見たラグビーワールドカップ

ラグビーレポート by 立命スポーツ編集局
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写真:立命の両サイドを支える藤井健太郎(左)と木田晴斗(右)

ラグビーワールドカップが11月2日、南アフリカの優勝で幕を閉じた。日の丸を背負って戦った桜の戦士たちは、気迫あふれる魂のプレーを見せベスト8という偉業を成し遂げ、日本中に感動を与えた。

「日本代表の選手のプレーを見てとても刺激を受け、勉強になりました」。そう応えたくれたのは立命館大学ラグビー部のサイドを支えるWTB(ウィング)藤井健太郎(済2・伏見工業)とWTB木田晴斗(情理2・関西大倉)。

2人は日本代表として日の丸を背負った経験がある。藤井は昨年、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行われたユースオリンピック男子7人制ラグビー日本代表に選出。

今夏は、25歳以下日本代表としてユニバーシアード夏季大会に出場し、見事金メダルを獲得。チームの優勝に貢献した。

一方、木田は高校時代無名ながらも、大学での活躍で瞬く間に彼の名が全国へ知れ渡り、昨年ジュニア・ジャパンに選出。

今年は、4月に行われたオセアニアラグビーU20チャンピオンシップの日本代表にも選ばれ、世界での経験を積んだ。

「同じ高校(伏見工業)の先輩である松田力也選手(現・パナソニックワイルドナイツ)と、田中史朗選手(現・キャノンイーグルス)が出場しているということで、実際に大舞台に出て戦っている姿を見て、すごく刺激を受けました」。

先輩が活躍している姿を見てとても感銘を受けたという藤井。木田も「アイルランドやスコットランド戦ではバックスリーの活躍がとても光っている印象を受けました。自分も同じようなプレーをしていきたいと思いました」とやはり多大な影響があったようだ。

ワールドカップで特に印象を受けた選手を聞くと、藤井は「イングランド代表のWTBアンソニー・ワトソン選手です。自分が見ていて、プレースタイルが似ていると感じました。全部においてトップレベルの能力で、とても勉強になりました」。

木田は「ニュージーランド代表のWTBセヴ・リース選手です。今年からスタメンとして出場し勢いがある選手であり、上手さだけでなく、積極果敢なプレーがとても印象的でした」と2人とも同じポジションの選手を挙げた。

日本代表のジャージに初めて袖を通したときは、相当なプレッシャーを感じたという2人。

「7人制という普段とは違うカテゴリーですが、代表という面では同じ国を背負う思いでやりました。ワールドシリーズの際は負けたら降格というリスクの中試合に出させてもらい、その時が一番責任感を感じました」と藤井。

木田は「周りの選手のレベルが高いこともそうですが、代表のジャージをずっと夢見て練習を積み重ねてきた中で、最初は緊張感もあり、試合の雰囲気も違いました」とその当時を振り返った。

写真:日の丸を背負った藤井(左)と木田(右)

1年生からレギュラーとして立命の両サイドを支えている2人は、昨年の大学選手権出場に大きく貢献。同期として、学年は下であってもチームの精神的支柱であることには間違いない。

「(昨年は)1年生という立場でがむしゃらにプレーし、自分の出せる力を最大限に発揮しようと心掛けました。2年生になり、スタメンとして自分がやるだけではなく、周りに声をかけるなど視野を広くしていくことが求められると思います」。

「僕ら両ウィングから得点をどんどん奪い、チームにいい流れを生んでいきたいです」と2年目としての責任感を口にした木田。

藤井は「(昨年から)お互い両サイドで出場し、晴斗の方が活躍している印象を受け、それをそばで見ていて悔しい思いをし、1年間その気持ちを忘れず取り組んできました」。

「今年は、その気持ちも持ちつつも、お互いの特徴を生かしチームの勝利に貢献したいという思いの方が強いです」と語った。

第4節を終え、ここまで1勝4敗という苦しい状況が続く。お互いに競い合い高め合う2人のライバル。彼らの存在が立命館ラグビー部の更なる飛躍、勝利に結びつくことは間違いない。

文/撮影:福清真人(立命スポーツ編集局)

◆関西大学リーグ 立命館大学試合日程
・11月17日(日)午後0:00 立命館大学 vs. 京都産業大学 皇子山
・11月30日(土)午後0:00 同志社大学 vs. 立命館大学 西京極

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局では立命館大学体育会の活躍を多くの人に知ってもらえるよう、週末を中心とした取材活動や、定期的な新聞・号外の発行、HP記事の掲載を行っています。取材した試合の速報はTwitterで、写真はFacebookでそれぞれ配信しています。公式サイト

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