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ラグビー コラム 2019年9月12日

立命館大学、攻撃的ディフェンスで逆転勝利。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 立命スポーツ編集局
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立命ラグビーの代名詞「攻撃的ディフェンスラグビー」が存分に発揮された試合だった。

関西大学ラグビーAリーグ第2節。立命館大学は摂南大学と対戦。近畿大学戦では出端を挫かれ、相手の攻撃を封じることができなかった。この試合も立ち上がりを警戒したいところだったが、中々ゴール前へボール運ぶことができない。

一方、摂南大はサイドを広く使った攻撃を展開し、積極果敢に攻めていく。試合が動いたのは、前半14分。摂南大がロングフィードで攻撃を仕掛けると、立命館のオフサイドを誘う。

そこから、NO8(ナンバーエイト)のマタエナ・イエレミアが中央ラインへ飛び込み先制トライ。摂南大の最も警戒すべき留学生アタッカーに得点を許してしまった。

しかし、立命館は17分、前節とは違いCTB(センター)として出場した木田晴斗(情理2・関西大倉)がサイドから突進。

ゴール前ラックからSH(スクラムハーフ)平尾剛士(スポ2・東福岡)がCTB藤高将(スポ4・大阪桐蔭)へパス。最後はFL(フランカー)の野村雅大(済3・大阪桐蔭)へのオフロードパスが繋がり、5-7と点差を縮める。

藤高のゴールも成功し、同点に追いつくも、すぐさまゴール前から俊敏なアタックで自陣のディフェンスを振り切られ、逆転を許す。

その後は、立命館のペナルティからピンチの場面を迎えるも失点を許さず、7-14のビハインドで前半を折り返す。

ハーフタイム、主将のWTB(ウィング)片岡涼亮(営4・流経大柏)は「守り意識を持ちつつも、外へ振られたら前に出るよう攻めの姿勢」を重視するようチームメイトへ呼びかけると、早速、その姿勢が効果を表す。

4分、WTB藤井健太郎(済2・伏見工業)が持ち味のスピードを活かし、ゴールライン手前までゲインすると、最後はSH平尾が中央へ反撃のトライ。FB(フルバック)の吉本匠(スポ4・常翔学園)がゴールを決め、同点に追いつく。

さらに6分、ゴール前ラックからSH平尾がWTB片岡へパスを繋ぐと、ディフェンスラインを突破し、今季3トライ目をもぎ取り、19-14と逆転に成功。

その後、摂南大に1トライを許し点差を縮められるも、24分、ゴール前ラインアウトからモールを形成し押し込むと、最後はLO(ロック)横井達郎(済4・東海大仰星)が決め26-19。

写真:後半37分、トライを決め喜びを爆発させる松本(左)と藤井

さらに37分、途中出場の松本涼志(済3・立命館宇治)がサイドを突破しトライ。ロスタイムではCTBの木田がサイドへ試合を決定づけるトライを決め、ノーサイドのホイッスル。43-19で見事逆転勝利を収めた。

写真:MOMに選出されたSH吉本

「前半は拮抗した展開が続いたが、自分達が招いてしまっている状況をしっかり把握したことにより、後半多くトライを奪えた」と中林正一監督は振り返った。

また、FBの吉本がMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出。吉本はこの試合、3ゴールを決め、立命館の勝利に貢献。前節とは違うFBで出場するも存在感を存分に発揮した。

「1戦目は勢いがなく、攻める機会をつくり出すことができなかった。その失敗がより『前へ、前へ』という意識に繋がって、勝利することができた」と吉本。

次節は関西学院大学と対戦。第2節で天理大学に敗れはしたものの、初陣ではスクラムやラインアウトモールを中心としたセットプレーを軸に、試合の主導権を握り、強豪・京都産業大学を相手に勝利を収めた。

昨年度は、関学大と最終節で相対し、45-24で勝利をしているものの、決して侮れない相手。

「負けたら終わりという気持ちで臨むことが大切だと思う。(ワールドカップ期間の影響で)長く試合が空くため、勝利して前半戦を締めくくりたい」と吉本は熱く意気込んだ。

文/写真:福清真人(立命スポーツ)

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局では立命館大学体育会の活躍を多くの人に知ってもらえるよう、週末を中心とした取材活動や、定期的な新聞・号外の発行、HP記事の掲載を行っています。取材した試合の速報はTwitterで、写真はFacebookでそれぞれ配信しています。公式サイト

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