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ラグビー コラム 2019年9月5日

快勝スタートの明治大学、次戦・成蹊大学相手に4年連続の完封勝利を狙う ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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写真:先制トライを挙げた雲山

4年ぶりの対抗戦優勝へ好発進を決めた。令和初の対抗戦は史上初めてラグビーの聖地・菅平で開催。明治は初戦で国立大の強豪・筑波大学と相対した。

夏合宿中盤に行われた慶應義塾大学との練習試合は、46-54でまさかの敗戦。Aチームメンバーが中心となった1、2本目の合計に至っては17-49。直前に迫った対抗戦開幕へ向け、不安を残す結果となった。

しかし、「トライを取られた後の切り替え」(右WTB/ウイング山村知也・営4=報徳学園)を重視した今回の試合では、夏合宿の鍛錬の成果を大きく示すこととなる。

試合開始早々、敵陣10mでのマイボールラインアウトのからBK(バックス)に展開すると、山村が右サイドをブレイク。FB(フルバック)雲山弘貴(政経2=報徳学園)がパスを受けそのまま先制トライを挙げる。

幸先よく先制するが、その後は流れをつかめない時間が続く。「我慢できず、強いプレーで取りきれなかった」(SO/スタンドオフ)山沢京平・政経3=深谷)。20分近く敵陣でプレーするも追加点を奪うことはできなかった。

前半23分、26分と立て続けにトライを許し、逆転を許す。しかし、この日の明治はすぐに切り替えた。

「相手が外を警戒し始めたことで、内側が空いた」(右CTB/センター森勇登・政経3=東福岡)。

33分には森が巧みなステップで敵陣中央を突破し、そのままグラウンディング。すぐさま逆転して見せた。その後も右LO(ロック)箸本龍雅がトライを決め、26-12で折り返す。

写真:SOとしてチームをけん引した山沢

後半に入っても、得点力は衰えない。2分には、ゴール前5mのスクラムで筑波大を押し込んでいくと最後はNO8(ナンバーエイト)坂和樹(政経4=明大中野八王子)が持ち出してトライ。31-12と点差を広げた。

徐々に勢いに乗る明治に、筑波大が誇る強力BK(バックス)陣が牙をむく。後半10分にトライを献上すると続く13分、ユニバーシアード7人制代表の相手FB松永貫太にトライを許し、一時7点差まで点差を詰められる。

しかし、「コミュニケーションで試合中に修正できた」(HO/フッカー)武井日向主将・商4=国学院栃木)。

19分の山沢のトライを皮切りに3連続トライを奪い、試合を決定づけた。最終的に59-33でノーサイド。相手の追撃を振り切り、快勝スタートを決めてみせた。

「春シーズンは(昨年度)優勝した経験値もあってうまく戦えていた。相手もチームができあがっていない中で何となく勝っている部分があった」と田中澄憲監督。

慶應義塾大戦での敗戦はむしろ「勉強させてもらった」と試合後の記者会見で述べた。

「慶應戦で負けてからチームで何をするのかを統一して臨むこと意識した」(武井主将)。夏合宿という環境を生かし自分自身と向き合うことで、選手たちは大きく成長を遂げた。

対抗戦2戦目は成蹊大学と対戦する。昨年度の対抗戦では、87-0で完封勝利。ルーキーのLO武内慎らフレッシュなメンバーの対抗戦デビューにも期待がかかる。

「ディフェンス面のコミュニケーションをとって、0点で抑えたい」(森)。前に出るディフェンスで4年連続の完封勝利へ。

大学選手権連覇の期待もかかる今シーズン。まずは対抗戦優勝へ向け一戦一戦で着実に歩みを進める。

文:田中佑太/写真:清水康佑(明大スポーツ)

代替画像

明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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