人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
写真:攻撃の起点SO岸岡智樹(教4=大阪・東海大仰星)
遂に関東大学対抗戦が始まる。昨年度は8年ぶりに優勝という結果で終えたものの、帝京大学には敗北。続く全国大学選手権では、明治大学に4点差で敗れ、涙を飲んだ。
今季はチームスローガンを『For One』と設定。11季ぶりの頂きを狙う。徐々にステップアップして迎えた夏季オープン戦。昨年度大学選手権準優勝の天理大学、ベスト4の帝京大学と対戦。両試合とも課題を残しつつも、勝利を収めた。
次に早大の春、夏シーズンでの戦いを振り返っていきたい。関東大学春季大会では東海大学、帝京大学に敗戦。明大との定期戦でも敗北し、Aチームの国内対外試合は3勝3敗となった。
初戦の東海大戦では主将のSH(スクラムハーフ)齋藤直人(スポ4=神奈川・桐蔭学園)をケガで欠く。その後もシーズンが深まるごとに離脱するメンバーは多くなり、早大としては苦しいシーズンが続いた。
副将のFL(フランカー)幸重天(文構4=大分舞鶴)は春季の収穫として「アタックは自分たちのやりたいようにプレーができればトライまでつながる」と答えた。
一方で課題も露呈。「スクラム」と「ディフェンス」の部分が挙げられるだろう。しかし、課題であったセットプレーの部分に注力して挑んだ夏季オープン戦では目覚ましい成果を見せる。
スクラムを強みとしている天理大からスクラムトライを奪い、反則を誘う。次戦の帝京大戦では五分五分の攻防を繰り広げるなど、スクラムは確実に成長しているだろう。
相良南海夫監督(平4政経卒=東京・早大学院)は「まだまだ」と現状に満足はしてないものの、「戦うマインドになっているのでいい傾向」と評する。
写真:ディフェンスは徐々に向上してきている
春季では試合ごとにテーマを定めて挑んだ。特に注力した部分はディフェンス。初戦では40失点を喫して敗戦した。春季大会の帝京大戦こそ大量失点を許したものの、徐々に改善をしてきている。
夏季オープン戦の帝京大戦では試合終盤まで追加点を許さず。春季大会で61失点だった相手に21点まで抑え込んだ。
齋藤主将も自身が出場した春季大会の東海大戦と夏季オープン戦の帝京大戦でのディフェンスを比較し、「簡単にトライを取られることがなかった」と成長を実感したようだ。
先述した「スクラム」と「ディフェンス」の両面の課題は徐々に解消されつつある。
対する日本体育大学。春季大会ではCグループに所属。接戦で負けることが多く、1勝4敗と思うような成績が残せなかった。昨年度対抗戦での対戦では68-10で早大が勝利を収めている。
しかし、体重100キロを超えるLO(ロック)ミキロニ・リサラやCTB(センター)クリスチャン・ラウイ、U20日本代表にも選出されているN8(ナンバーエイト)/WTB(ウィング)ハラトア・ヴァイレアと魅力あふれるランナーが揃うため、警戒が必要だ。進化した赤黒ディフェンスは日体大の猛攻を防ぐことができるか。
早大は夏季オープン戦の帝京大戦から齋藤主将が戦列復帰。徐々に昨年度試合に出場していたメンバーも戦線へ戻ってきている。
また、天理大、帝京大とのオープン戦で勝利を収めたことは「少なからず自信になる」(齋藤主将)とチームの調子は上向きだ。
2年連続の優勝へ、引いては大学選手権での優勝。『荒ぶる』を歌う。その目標に向けた挑戦のシーズンが開幕する。
文:小田真史/写真:石井尚紀(早稲田スポーツ)
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
リポビタンDツアー2024 ラグビー日本代表テストマッチ 日本 vs. ウルグアイ(11/16)
11月16日 午後10:15〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2024 帝京大学 vs. 明治大学
11月17日 午後1:50〜
-
ラグビー 関西大学リーグ2024 天理大学 vs. 近畿大学 / 関西学院大学 vs. 京都産業大学
11月17日 午前11:35〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2024 早稲田大学 vs. 筑波大学
11月10日 午後1:50〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2024 帝京大学 vs. 早稲田大学
11月3日 午後1:50〜
-
【限定】第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 奈良県予選 決勝
11月17日 午後1:55〜
-
【限定】第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 神奈川県予選 決勝
11月17日 午後12:55〜
-
【先行】第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 大阪府予選 決勝
11月17日 午前10:55〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!